「伝えたいことが相手に伝わる動画」を作りたいなら、ぜひ取り入れたいのがアニメーションです。
写真や文字だけの動画よりも、アニメーションを加えることで視聴者に直感的に内容を理解してもらえるようになります。
しかし、なかには
- アニメーションを作るのは専門知識が必要なのでは?
- アニメーション作成ソフトってお金がかかりそう
と不安に感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回ご紹介するのが、9VAe(きゅうべえ)。
完全無料のアニメーション制作ソフトで、直感的にアニメーションが作れるため「ひとまず簡単にアニメーションを作ってみたい」という方にもおすすめです。
今回は自分でアニメーション作成を検討している人に向けて
- 9VAeの特徴
- 9VAeのメリット
をまとめましたので、参考にしてみてください。
Contents
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(YOUTUBE)
動画サンプル:https://www.youtube.com/@tsutaworld733/videos
価格は無料
9VAeは簡単に2Dアニメーションを制作できるソフトで、完全無料で使用できます。
公式サイトから各ソフトウェア紹介サイトの最新版ダウンロードページへリンクされています。
- 最新バージョン:Ver.0.7.4
- 対象OS
Windows:10/8.1/8/7/Vista/XP, 64bit / 32bit
Macintosh:OSX 10.4 以降
ラズベリーパイ:Raspbian Buster/Stretch/Jessie-PIXEL/Wheezy Linux
Ubuntu /Linux Mint / Xtra-PC:Ubuntu 14,16,18 / Linux Mint 17,18 /Lubuntu(Linux x86 32bit)
Android:Android 5.0 以上
iPhone・ipad:iOS 10.0 以上
アニメーションに必要なコマを全て手作業で1枚ずつ描いていく作業は、とても大変です。
9VAeは、アニメーションを作るために必要なイラストを最小限に押さえることを目指して開発されたソフトなので、シンプルな作業で動画を作成できます。
9VAeの特徴
9VAeには次の3つの特徴があります。
- モーショングラフィックス初心者向け
- タイムラインがない
- さまざまな環境で動く
それぞれ解説していきます。
モーショングラフィックス初心者向け
9VAeの編集画面は、手書き風で非常にシンプルな画面です。
専門的なソフトを使ったことがない人でも分かりやすいい操作性になっています。
また、図形やイラストの描写からアニメーションの設定までを9VAe1つで完結できるので、モーショングラフィックスを初めて作る人にも挑戦しやすいソフトウェアといえるでしょう。
タイムラインがない
タイムラインとは、AfterEffecteやPremireProなど、一般的な動画編集ソフトに搭載されている機能です。
タイムライン上に動画で使用したい素材を並べ、それぞれの素材にエフェクトをかけたり、レイヤーの重なり順を並べ替えたりといった加工をしていくのですが、作りこんでいくほどに細かい調整が必要です。
しかし9VAeには、タイムラインがありません。
1ページの時間と、動きを調整するグラフだけでアニメーションをつけていきます。
イラストや図形の重なり順は、ページごとに任意に変えられます。
だから、タイムラインがなくても直感的に細かいアニメーションを作成できるのです。
さまざまな環境で動く
9VAeはPC版だけでなく、スマートフォン向けのiOS版・Android版も公開されています。
お使いのデバイスに合わせて幅広く使えるのが特徴です。
スマートフォンでLINEのスタンプを作ったり、SNSへ気軽に投稿できるアニメーション作成も可能です。
9VAeの機能とメリット
先ほども触れましたが、9VAeは簡単な2Dアニメーションを作る上で必要な作業を完結できるソフトウェアです。
特に次の3つは、9VAeを使う上で大きなメリットです。
- 自動的にフレームを埋めてくれるので使いやすい
- 絵が下手でも大丈夫
- さまざまな形式で出力できる
自動的にフレームを埋めてくれるので使いやすい
WEBページなどで見かけるGIFアニメを作る際、通常はパラパラ漫画のように1コマずつ絵を描き、つなげて動画のように見せる手法が一般的です。
しかし9VAeは、1枚の絵を拡大・縮小させたり、位置を変えたりすることで、その間のコマを自動で補完してくれるのです。
動画作成においてはコマのことをフレームと呼ぶこともありますが、フレーム間を自動的に埋めてくれるので細かい調整が不要です。
そのため、初心者でも簡単にアニメ動画を作りやすいのです。
絵が下手でも大丈夫
アニメーションを作る上で必須となるイラスト(絵)ですが、9VAeを使えば「イラストを描くのが下手だとアニメーションを作れないのでは…?」という心配は不要です。
9VAeは、ベクター(※)を使ったアニメーションソフトなので、SVG形式のイラストを自由に変形させることができます。
- ※ベクター:画像の描画方式の1つ。計算式で色や曲線を表現する画像形式で、画面解像度に合わせて絵を描写するため、拡大・縮小・変形をしても画像が荒れない。ただし使える色数が限られているため、ロゴデータなどのシンプルなイラストで使われることが多い。
- ※SVG:ベクターデータをWEB上で扱える画像形式
このSVG形式のイラストは、Openclipartなどの素材配布コミュニティでたくさん配布されています。
これらをダウンロードして9VAeで読み込んで変形させることで、絵が描けなくてもアニメーションを作ることができるのです。
さまざまな形式で出力できる
9VAeでは、次の出力形式に対応しています。
- MP4(9va-mac64 / iPhone /iPad版)
- MOV(9va-mac32)
- アニメーションGIF
- アニメーションPNG(APNG)
- 専用ビューアー形式(EVA)
- WEBブラウザ向け形式(SVG)
無料ソフトは出力形式に制限があることが多いですが、9VAeはアニメーションを使うシーンで必要とされる形式にはほぼ対応しているので安心して使えます。
まとめ
9VAeの特徴やメリットについてご紹介しました。
従来のアニメーション制作ソフトよりもはるかに少ない手間で、静止画にアニメーションをつけることができます。
初心者にも優しいアニメーションソフトなので、「プレゼンテーションで、このグラフだけひとまず動かしたい!」という場合でも挑戦しやすいでしょう。
ぜひ試してみてください。