近年、動画広告市場のなかでも、急増しているのが『アニメーション広告』であり、YouTubeなどの動画サイトのみならず、SNS、Yahoo!などの一般的なサイトでも多種多様なアニメーション広告として見られるようになりました。
そこで、この記事では、「自分でもアニメーションを作りたい」と考えている映像制作者、「自社でもアニメーション広告を使いたい」と考えているマーケティング担当者の方に向けて、高品質なアニメーション広告を作るための“コツ”を、実際の事例とともに解説します!
Contents
動画制作依頼ならTSUTA-WORLD
アニメ/実写 対応
お客様から次のようなお声をいただいています。
TSUTA-WORLDに「動画制作/動画広告」対応を依頼されたお客様の声
・伝わらなかった商材伝わるようになり、結果売上が増え顧客が倍になった。
・作ってもらった動画のおかげもあり問い合わせが増え、これ以上増えると対応できない状態になった。
・求人動画を作ってもらい、社内のサービスと雰囲気を理解している確度の高いエントリーが増えた。
(YOUTUBE)
動画サンプル:https://www.youtube.com/@tsutaworld733/videos
アニメーション広告とは?
『アニメーション広告』とは、3DCG、モーショングラフィックス、クレイアニメ、イラストによる静止画など、“実写を使わない”形式で構成された動画広告のことです。
テレビアニメのような映像で商品やサービスをアピールする、と考えると一番想像しやすいです。
では、アニメーション広告にはどんな特徴があるのでしょうか?
実写では説明しにくいことを説明する
企業がPRしたいモノのなかには、インターネット上のサービスや金融商品など、製品のような実体の“無い”モノも数多くあります。
これらの魅力を実写で伝えることはほとんどできません。また、口頭で説明するにも、概念的となり顧客にとって理解が難しくなってしまいます。
アニメーション広告は、こうした実体の無いサービスを映像の形で“仮に実体化”させます。
表現方法が無限
アニメーション広告は、一般的なテレビアニメ形式だけでなく、クレイアニメ、フルCG、最近流行の兆しがあるホワイトボードアニメーション、インフォグラフィックなど、多種多様な形式の動画で表現されています。
実写では難しいファンタジックな表現、非現実的な“ブッ飛んだ”演出などもアニメーションなら実現可能です。
使用する言葉が少ない
一般的なアニメーションは台詞が多く入ることもありますが、モーショングラフィックス、CG、静止画などで構成されるアニメーションにはナレーションが入り、視聴者に「音」として聞こえ、一度に理解しづらい言葉の数が少なくなる傾向にあります。
最小限の言葉数で最大限の効果を狙うのが、アニメーション広告です。
長さが短い
アニメーションは、言葉数が実写と比べて少ないことのに比例して、動画の長さ自体も短くなります。
ちなみに、一般的な視聴者の動画広告の試聴時間は、「3分」が限界と言われています。
アニメーションは、実写と比べて制作時間もかかり、また長々としたアニメーションには感情移入がしづらくなるため、長さに関しても必要最小限のものを作り、最大の効果を狙っていきましょう。
親近感が持てる
アニメーション広告は、キャラクターを使ったりPOPな色合いによって、視聴者に親近感を持たせます。
また、視聴者にサービスをフラットな目線で見せたり、特定のカラーによるブランディングにも使われています。
これが実写で、たとえば芸能人を使ったりすると、ときに視聴者の持つ印象に余計な尺度が入ってしまうことも考えられますが、アニメーションならその心配はありません。
株式会社インフィニテック『ELMaster』
ではここで、高品質なアニメーション広告の事例を紹介します。
「シンプルなアニメーションと誰にもわかりやすい内容」を売りにしている、TSUTA-WORLDが制作した、株式会社インフィニテックが提供する会議室管理サービス『ELMaster』の動画です。
まずは動画をご覧ください。
『ELMaster』は、シェアオフィスや会議室の予約から入退室までをオンライン管理し、受付や鍵の貸し借りなどが一切不要になる先進的なサービスです。
質が高い要因
この動画は、一回観ただけでサービス内容が伝わるうえに、シンプルなアニメーションなのに観ていて飽きない、とても高品質な作品になっています。
一体その要因はどこにあるのでしょうか?
具体的に、下記4点にあります。
イラストの出し方を工夫し、多彩な動きをつけている
アニメーション内のイラストの出方、画面の切り替えをよく見てみてください。画面が切り替わるとき、渦巻型になったり、スラッシュが入ったりと、一様ではありません。
また、PCやタブレットが3台出てくるところもそれぞれが同時に出てこなかったり、また効果音とともにイラストが出てくるなど、いろいろな動きの工夫が凝らされています。
これによって、視聴者が観ていて飽きない映像を、実に“さりげなく”実現しています。
展開がわかりやすい
【従来の会議室利用の問題点→『ELMaster』を使用すると解決できる→『ELMaster』のサービスの概要→『ELMaster』を使った場合どうなるか】など、【問題→解決法→解決した姿】と、時系列的にストーリーを構築することで、動画を見た人誰もがその時系列を仮体験できるような工夫をしています。
シンプルなアニメーションがサービスにマッチしている
インターネットで会議室の予約から開閉、決済まで一括で可能となるという、ネットを使った先進的かつスタイリッシュなサービスが、このシンプルなアニメーションにとてもマッチしています。
色合いもPOPで、先進的なのにクールになりすぎないようにしているため、サービスに対する親近感の向上も達成しています。
ナレーション・動画ともに長さが最適
動画の長さは1分27秒と、90秒以内に収まっています。
動画広告は2分以上になると視聴者の離脱が進み、3分以上になると最後まで再生をしてくれる人が少なくなってしまうと言われています。
『ELMaster』の動画は、ナレーションを必要最小限にまで減らし、アニメーションも工夫をしながらも凝りすぎないようにして、視聴者が、離脱せずに最後までちゃんと見てくれる「90秒」という範囲にきっちりと収めています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アニメーション広告は、実際の“モノ”が無いサービスの魅力を伝えるには絶好のツールであり、今回紹介した『ELMaster』も、そのモノが無いサービスの魅力を、「短く、わかりやすく」伝えた非常に良い動画広告の一例です。
これからアニメーション広告を作りたいと考えている方は、ぜひ本動画からアニメーションの演出、動画の構成、どのような言葉をナレーションに載せているかなどを参考にし、アニメーション広告作りに挑戦してみましょう!