ウェブサイト上では様々な動画広告が流されていますが、近年、存在感を増してきているのが『インストリーム広告』と呼ばれる種類の動画広告です。
インストリーム広告は誰もが目にしたことがあり、その実際の広告効果はとてつもなく大きいものです。
そこでこの記事では『インストリーム広告』についてわかりやすく解説するともに、配信することで期待される広告効果をお教えします!
Contents
インストリーム広告とは?
インストリーム広告とは、YouTubeやニコニコ動画、Dailymotionなど動画サイトで再生される動画の中に配置されている動画広告のことです。
YouTubeで好きな動画を再生する際、本編の前にCMが流れることがありますが、あのCMがまさにインストリーム広告です。
インストリーム広告は、下記4点のような特徴を有しています。
大画面で表示される
インストリーム広告は、動画サイトの動画内に埋め込まれている動画広告であるために、再生もその動画サイトの動画枠を使って行われます。
そのため、バナー広告のようにサイト内の隅で小さく再生されることがなく、大画面での表示が可能となります。
スキップできるものとできないものあり
多くのインストリーム広告は長さの制限がなく、再生から5秒間経ったらスキップできる仕様になっています。
しかし、5〜15秒で完結しているインストリーム広告はスキップできない仕様になっていて、スキップできるもの・できないもののどちらかがランダムで配信されています。
再生されるタイミングが複数
インストリーム広告が流されるタイミングは下記3つとなっています。
- プレロール動画広告…本編が始まる前(動画サイトの広告の8割を占めている)
- ミッドロール動画広告…本編の途中(10分以上の動画広告を設定できるサイトもある)
- ポストロール動画広告…本編終了後(本編に関連する事柄であることが多い)
課金は動画視聴ごと
多くのインストリーム広告の課金体系は、動画単位になります。
YouTubeの場合ですと、広告が5秒後にスキップされずに30秒間流された場合に広告料が発生します。
もし30秒以内にスキップされてしまうと広告料は課金されません。
インストリーム広告の効果
では、インストリーム広告を作成し配信すると、どんな効果があるのでしょうか?
お教えしましょう。
インストリーム広告を配信には下記5つの効果・メリットがあります。
認知度が向上する
動画広告は、カタログなどの静止画による広告に比べて、広告認知度が1.6倍にもなります。
インストリーム広告はユーザーが動画サイトに行けば必ず目にするものなので、PRしたい商品・サービスの認知度向上に確実に寄与します。
強制的に視聴させることができる
ほとんどのインストリーム広告は開始から5秒経てばスキップすることができるとは言え、最初の5秒は必ず視聴者の目に入り、スキップできない動画広告は必ず最後まで流れます。
両者とも自動的に再生されるので、ユーザーは観たい動画にアクセスをしたときに強制的に広告をも見ることになり、彼らの頭に残りやすくなります。
バナー広告より目立つ
Yahoo!などの一般的なウェブサイト上にあるバナー広告は、画面の隅の方に広告枠があり、そこに小さく広告が表示されています。
そのため、そのサイトを訪れた人の目に止まりづらくなってしまいます。
でもインストリーム広告は動画の枠内を使って大きく表示されるので、バナー広告より目立ちます。
かつ、バナー広告のような静止画や簡素なGIFアニメーションで構成されているのではなく動画として動きがついているため、そのインパクトの大きさは比べようもありません。
情報がわかりやすい
広告内容を動画にすると、静止画よりもその内容が非常に伝わりやすくなります。
例えば使用手順があるような商品の場合、静止画ですとその手順は動きがついていないためわかりづらくなってしまいますが、これが動画広告になると、実際に使用手順を動きで再現することが可能になります。
そのため、ユーザーにとっても商品の魅力がわかりやすく伝わります。
動画広告は情報の理解度が静止画よりも高いだけでなく、静止画よりも多くの情報を詰め込むことができます。
購買行動につながる
動画広告は、その動画広告内でPRされた商品・サービスへの利用意欲度が、静止画広告と比べると約7倍にもなります。これは、その動画広告を観た視聴者が購買行動を取ってくれる割合が高くなるということです。
インストリーム広告は、視聴者が観る/観ないの選択ができないため、目に止まりやすいインストリーム広告で視聴者を惹きつけることができれば、商品・サービスの売上が向上します。
まとめ
インストリーム広告の効果について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
インストリーム広告は、視聴者が観たい動画の枠内を使って強制視聴させることができる、視聴者の能動性を利用した動画広告の形態です。
テレビのように何か別の作業をやりながらの「ながら視聴」にもならず、確実に視聴者の目に入るため、動画サイトを使ったインストリーム広告はこれからもますますその数が増えていきます。
ぜひインストリーム広告の配信に挑戦しましょう!