新型コロナウイルスの影響で働き方が大幅に変わり、企業の社内研修も以前のように人を集めて行う形式ではなく、リモート形式での開催が求められるようになりました。
しかし、各企業はまだ暗中模索の状況にあり、多くの企業が
- リモートでの効果的な社内研修の仕方がわからない
- 社員にとって最もわかりやすい研修方法を知りたい
といった悩みを抱えていることでしょう。企業におすすめな研修方法は、「動画」を使用することです。
そこでこの記事では、企業の人事部や研修担当者に向けて、
- 社内研修動画の種類が豊富で活用シーンが多いこと
- 社内研修に動画を使うことの具体的なメリット
- 研修動画にはモーショングラフィックスが有効であること
をご紹介します!
Contents
社内研修動画の種類
社内研修動画は種類が豊富であることを冒頭で伝えましたが、具体的にどのような動画があるのでしょうか?
社内研修動画は下記4種類に分けられます。
セミナー型
セミナー型の社内研修動画とは、招かれた講師が聴衆の前で行う企業セミナーを映像化したものです。
講師の姿をアップで映し、プロジェクト成功の秘訣や仕事のアドバイスなど、通常のセミナー同様に視聴者に向けて語ります。
このコロナ禍の状況では客を集めてのセミナーの開催は非常に難しいので、映像セミナーの需要はますます高まっていくでしょう。
ドキュメンタリー型
社員の1日や、プロジェクトの開始から終了までを映像化したものを指します。
実際の社員たちが出演し働いている様子を見せることで、新入社員に自社の仕事の流れや過ごし方が直感的に伝わります。
社員のインタビューを入れることもできるので、自社に親しみを持ってもらいやすいうえ、理念など言語では伝わりにくいような情報を補足することもできます。
マニュアル型
業務の進め方・トラブルへの対処・就業規則などが記載された、紙で配られるあの「社内マニュアル」を動画化したものです。
文章がびっしり記載された紙媒体でのマニュアルは、せっかく作っても読んでくれる人は少なくイメージもしづらいですが、たとえばモーショングラフィックスにすると、視聴者がイメージしやすい形で社内ルールを伝えられるため、最近は多くの企業が「マニュアルの映像化」を始めています。
下記は利用者用ですが、マニュアルの映像化の例です。
モーショングラフィックスが使われています。
注意喚起型
セクシャルハラスメント、パワーハラスメントなど職場におけるハラスメントは年々、問題視されるようになっています。
その他にも、企業はインサイダー取引、横領など社員が違法行為に手を染めないようにしなくてはいけません。
このような「注意喚起」を目的とする動画も作られています。
この注意喚起型には実写よりもモーショングラフィックスが多く、セクハラ・パワハラ事例や、こんな違法行為をしたらどうなるかということをシミュレーション形式で見せるなどして進行します。
社内研修に動画を使うメリット
ここからは社内研修動画のメリットをまとめてお伝えます。
いつ・どこでも確認できる
社内研修を動画化してオンライン上に載せておくことで、社員はその研修内容を自宅・カフェなど会社以外の場所で、就業時間外でも確認することができます。
時間と場所に縛られずに研修内容をチェックできることは社員にとって非常に便利で、また開催する側にとっても、研修時間を就業時間内に設定する必要がなくなり、業務負担を減らすことができます。
属人による質のばらつきがなくなる
これでは「あの回の参加者はここまで理解できていたのに、この回の参加者は基本的なこともわかっていない…」といったトラブルも起きてしまいます。
何度でも利用できる
しかし、すべての情報を1回で把握するというのは土台無理な話です。一方、これがすべて動画になっていたら、社員たちは自宅などで何度も見返して1回目の視聴で聞き逃したことを2回目で情報回収できた‥ということも起こるのです。自ら学び、自らフォローアップすることができます。
ここまで社内研修動画を制作するメリットを解説しましたが、なんと言っても最大のメリットは「伝えたい情報がわかりやすくなること」です。
小説がドラマ化されるとすごく内容が分かりやすくなって記憶にも残りやすくなるように、動画は動きと音がついて複雑な物事をかなりわかりやすくする力があります。
社内研修においては実写よりモーショングラフィックスの方が有効です。
「面白味が薄い」「あまり理解できない」と思われてしまいがちな社内研修も、モーショングラフィックスなどの映像にすれば親しみを持ってもらえるばかりでなく、情報も整理され、社員は飽きることなく内容に注目でき、しっかりと内容を捉えることができます。
社内研修動画の種類と、動画を制作するメリットを紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
スマートフォンの普及に伴い、いつ・どこからでも動画が見られる時代になり動画制作費も安価になってきたため、コロナ禍という状況を度外視したとしても、これから社内研修は、対面より動画にする方が社員の業績やコンプライアンス向上に直結するかもしれません。
企業の皆様、今後は社内研修は動画で、そしてぜひ幅広い活用ができ親しみを持たれやすいモーショングラフィックスを活用しましょう!