アドネットワークで配信される広告はさまざまあります。バナー広告・レクタングル広告・ポップアップ広告・スプラッシュ全面広告・アイコン広告・・などなど。
今回は、アドネットワーク動画広告の仕組みと通常の動画広告との違いを解説していきます。違いを理解することで、自社の動画広告をどのように活用するか選択肢が広がりますよ。
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アドネットワーク動画広告とは？
アドネットワークは、広告主から広告を一手に受注し、さまざまなメディアへ広告を配信されるものを指します。
ここでは、アドネットワーク動画広告の特徴を解説していきます。
主なものは下記の4つです。
- 複数の広告媒体と連携
- 動画サイト以外に表示する
- 運営企業が複数ある
- 不特定多数のサイトに掲載される
それぞれみていきましょう。
複数の広告媒体と連携
アドネットワークは、参加している様々なメディアから相性の良いメディアへ配信するシステムを利用しています。そのため、複数の広告媒体と連携しているのが特徴です。
それにより、効率良く顧客の獲得や既存の顧客への新たなプロモーションが可能になります。
動画サイト以外に表示されることがある
より多くのメディアへ拡大できるのが、アドネットワークを利用した動画広告のメリットです。
そのため、動画閲覧のためのサイトではないWebページの一角に、自社の動画広告を掲載される可能性があります。動画広告そのものを見てもらえる可能性は低くなるのがデメリットかもしれません。
運営企業が複数ある
日本国内のみならず、世界中に複数のネットワークを保有する運営企業（アドネットワーク業者）があります。
Googleが運営している「Google Display Network」や、Yahoo!Japanが運営している「Yahoo！ディスプレイアドネットワーク」などが、有名な運営企業の例です。両社ともに、規模が大きく加盟しているメディアがさまざまあります。
不特定多数のサイトに掲載
アドネットワークの傘下に入り、動画広告を出稿することで、不特定多数のサイトに自社の広告を掲載できます。傘下に入ったアドネットワークの規模によっても、掲載されるサイトが変わることも認識しておきたいですね。
また、単体で行う動画広告マーケティングとは違い、大規模な広告配信が可能です。自社のイメージに合わないサイトへの掲載の可能性があるのがデメリットといえるかもしれません。
ただ、思わぬ相乗効果を生む場合も捨てきれない部分があり、それはメリットになり得るポイントとも言えます。
通常の動画広告との違いは？
アドネットワークを利用した動画広告と通常の動画広告の配信とでは、どんな違いがあるのでしょうか？
主に考えられるは、下記の4つです。
- 表示されるサイトを限定しない
- 複数サイトに一括で配信できる
- 効果測定を一括で行える
- 配信されるサイトを選べない
それぞれの違いを理解することで、自社の商品やサービスの動画広告をどのように運営していくかの方向性が見えてきます。
表示されるサイトを限定しない
もし、自社の商品やサービスのターゲットが幅広い場合は、表示されるサイトを限定しなくても問題ありません。表示されるサイトを限定しないというのであれば、アドネットワークを活用した動画広告の配信は自社にとって優位だと考えられます。
ただ、自社の商品やサービスが特殊な場合は、アドネットワークでの動画広告の配信でどれだけの効果を期待できるのかを検討する必要があります。近年では、広告を掲載しないメディアを事前に選別できる仕組みを導入している運営会社もありますので、ぜひ検討してみてください。
複数のサイトに一括で配信できる
アドネットワークを利用することによって、複数のサイトに一括で配信できます。
これは、様々なWebサイトやソーシャルメディアなどで構成されているため、複数の場所で、広告出稿ができるのが特徴です。
今まで、サイトごとに契約や手続きを行って動画広告の出稿をしていた担当者にとっては、画期的な仕組みと言えます。
効果測定を一括で行える
アドネットワークが確立する前は、それぞれの媒体へ個別で広告出稿する必要があり、媒体それぞれの課金形態や入稿規定が異なっていました。また、掲載終了後に媒体から提供されるデータが異なるため、分析が難しいなど問題点がありました。
効果測定を一括で行えるようになったのは、アドネットワークの仕組みが確立したからこそなのです。
配信されるサイトを選べない
出稿媒体を選定できないため、ターゲットとしていないWebサイトに出てしまうことがあります。先ほども解説した「不特定多数のサイトに掲載される」という点です。
自社が希望するサイト以外に、動画広告が掲載され動画配信される可能性があります。アドネットワークを利用する場合には、この点をどう解決するかをあらかじめ検討しなくてはいけません。
まとめ
アドネットワークを利用して動画広告を配信する場合、複数のメディアへ一括配信ができるだけでなく、マーケティングに必要なデータも一括で管理できます。また、広告にかける予算も一括なので分かりやすいです。
その一方で、自社のブランディングとマッチしないサイトへ掲載される可能性があります。アドネットワークを利用して動画広告を配信するか否かは、自社のマーケティングの目的との相違がどの程度あるかを検討する必要があるでしょう。
また、どの運営会社を選択するかでも大きく異なります。この記事が参考になれば幸いです。