動画制作がしやすくなってきた昨今、企業でも動画を作ってプロモーションの一環として活用する動きが活発になっています。この流れに合わせて動画広告を作ってみたいとお思いの企業の方、動画広告に力を入れたい制作会社の方も多いでしょう。
ただ、効果的な動画広告はどうやったら作成できるのか、分からなかったりしますよね。
そこで、この記事では、プロモーション効果のある動画『動画広告』をこれから作りたいと考えている方に向けて、実例を挙げながらその作成方法をお教えします。
Contents
動画制作依頼ならTSUTA-WORLD
アニメ/実写 対応
お客様から次のようなお声をいただいています。
TSUTA-WORLDに「動画制作/動画広告」対応を依頼されたお客様の声
・伝わらなかった商材伝わるようになり、結果売上が増え顧客が倍になった。
・作ってもらった動画のおかげもあり問い合わせが増え、これ以上増えると対応できない状態になった。
・求人動画を作ってもらい、社内のサービスと雰囲気を理解している確度の高いエントリーが増えた。
(YOUTUBE)
動画サンプル:https://www.youtube.com/@tsutaworld733/videos
動画広告とは?
テキストやバナーを使った広告のことではなく、動画を使った広告のことを総称して『動画広告』と言います。
YouTube上やニュースサイト上、Twitter上などで流れてくるCMを思い浮かべると分かりやすいでしょう。
サイバーエージェントの調査によると、2019年の動画広告全体の需要は前年比141%の2592億円にのぼり、これからも動画広告の需要は高まる一方です(調査については、こちらよりご確認いただけます。)
動画作成の流れ
「動画広告の需要が高まることは分かったけれど、どのように作ればいいのか?」
失敗はしたくないですよね。動画広告作成の実際の流れを見ていきましょう。
TSUTA-WORLDという動画ブランドを運営している制作会社が作成した『激安マグネットドットコム』(下記の動画)の動画広告は、以下のような流れで作成されました。
打ち合わせ
まずは、発注をかけた企業(クライアント)と受注した制作会社の担当者(プロデューサーが望ましい)とが事前に打ち合わせを行います。
クライアントから引き出すポイント(例)
- 作成する広告動画で何をプロモーションしたいか
- どのようなターゲットに
- どういったテイストの動画を作りたいか
- 動画の長さ
これらのポイントを文章化したアンケートなどをクライアントに書いてもらいましょう。制作の指針になります。
『激安マグネットドットコム』の場合では、TSUTA-WORLDの動画制作担当と激安マグネットドットコムの担当者が打ち合わせを行い、アンケートをもらって、『激安マグネットドットコム』という会社自体をプロモーションする2分30秒以内の動画広告を作ることになりました。
環境を作る
打ち合わせが終わったら、動画を作成するための環境作りを行います。
この環境作りとは、動画の台本担当や絵コンテ担当、動画の撮影担当、編集担当など、各パートで必要となる人材を集めたり、編集ソフトや撮影機材、台本のフォーマットなどハード面を整える作業のことです。制作全体を統括するプロデューサーを1人立てておくと良いでしょう。
『激安マグネットドットコム』の動画広告を作成したTSUTA-WORLDは、アニメーションに特化していて、プロの構成作家を使った分かりやすい台本を売りとしているので、アニメーションクリエイターと構成作家を配置しています。
リハーサル
動画広告を作る上では、ほとんどの場合台本と、必ず絵コンテが必要です。
台本は、動画の中のナレーションやセリフを文章化したものを指し、絵コンテは、その台本を元に動画の展開を絵に起こしたものです。この台本から絵コンテの流れは、いわば、動画作成に入る前の「リハーサル」と言える工程です。
『激安マグネットドットコム』の場合では、構成作家がヒアリングを行なって台本を作り、それをアニメーション担当が絵コンテにしたのですが、台本と絵コンテそれぞれの段階で、『激安マグネットドットコム』の担当者にナレーションの言葉や絵についてチェックを受けています。
編集
絵コンテのOKをクライアントからもらったら、動画の編集作業に入ります。このパートは、全ての作成作業の中で一番時間のかかる工程といえるでしょう。
『激安マグネットドットコム』の場合は、フルアニメーションで作成されたため、絵コンテのあとは、すぐに編集(アニメーション制作)作業に入りましたが、実写動画を作る場合は、編集の前に撮影を行う必要があります。
最終確認
編集し終わったら、動画をクライアントに見せて、ナレーションや映像に間違った表現はないか、また変更したい点はないかなどの確認を必ず行いましょう。修正・変更要望が入ったところを反映し、完成度を上げます。
『激安マグネットドットコム』の動画も、数度の確認作業を経て、動画広告を商品として胸を張って出せるレベルにまで高めました。
動画広告を作る時の3つのコツ
目的をはっきりさせる
作る動画広告で何をプロモーションしたいか、何を伝えたいかなどの「目的」がぶれていたら、作成したとしても動画広告として成功とは言えません。
動画広告が動画広告として効果を発揮するのは、“目的が明確な動画のみ”です。
自社のみで作るときも、企業から受注して作るときも、必ず目的を文章化するなどして、明確にするようにしましょう。
コンセプトをみんなで共有する
動画広告を作るうえで、たった一人だけが、目的や作りたい動画のコンセプトがわかっている状態もいけません。
制作チーム全体で動画を作る目的を共有し、動画のテイストや長さなどコンセプトをよく話し合い、念入りにブラッシュアップすることで、クライアントにとっても、そして、制作会社にとっても満足のいく動画が制作できるでしょう。
良い動画広告を作るためには、みんなの意志が一つになることが必要不可欠です。
疑問点については遠慮しないで聞く
動画を作るなかで分業制を取っていると、「この部分はどういう意図なのか分からない」といった点が必ず出てきます。
各パートのスタッフは、疑問点が出てきたらそのままにせず、必ずその疑問について共有しあい、みんなでクリアにしましょう。
クライアントに対しても、分からないことがあったら聞くようにします。
まとめ
いかがでしたか?
動画広告とは一体どんなものか、そして動画広告はどのような工程を経て作られているのか、そしてそのなかで、気をつけなければいけないことも含めて解説しました。
動画広告の需要は2023年には5065億円に達すると予想されていて、その多くはモバイル用動画が占めると言われています。ぜひ、この記事を参考にモバイル用の動画広告作成にチャレンジしてみましょう!