アニメーション制作を依頼したいけれど、制作にかかる費用についての知識がなく、また、損をしたくないと思うあまりに依頼するのを断念してしまう人も多いと思います。
そこで、この記事では
- アニメーションを制作する際にかかる料金の相場
- 費用を抑える方法
を紹介していきます。
本記事を読むことで、アニメーション制作にかかる費用について知ることができ、過去にアニメーション制作の依頼を断念した方でも、想定した費用でアニメーション制作を依頼できるようになるでしょう。
Contents
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このようなことで悩んでいませんか
アニメーション制作を依頼する際に、このようなことで悩むことはないでしょうか?
「アニメーション制作の価格相場や費用が分からない」
「アニメーション制作の費用を抑える方法はある?」
今までアニメーションとの関わりがなく、アニメーション制作の知識を持っていない方にとっては、上記のように悩んでしまう事も多いでしょう。
アニメーション制作の料金・費用・価格に関する課題とは?
アニメーションを制作する機会が今まで無かった方にとって、前述のような内容で悩むことは全く不思議な事ではありません。
実際に、制作会社へアニメーション制作を依頼しようとしても価格が不明瞭であったり、費用が高すぎてなかなか手が出しづらかったりと課題が多いため、気が引けてしまって依頼できないことも多いのではないでしょうか。
過去に取引実績のない制作会社に依頼してしまって費用がかさんでしまう
上記の課題以外にも、取引実績のない制作会社に依頼してしまい、通常よりも費用がかさんでしまったというお悩みも挙げられます。
動画媒体が注目されている現代では、制作会社の数も多くなってきています。
そのため、どの制作会社が自社の目的に沿っていて、コスパの良さを発揮してくれるのかなどをすぐに見分けることが難しく、結果的にミスマッチな制作会社へ依頼してしまった場合にこのような問題が発生してしまいます。
多数の制作会社から見積もりをもらおうとして工数がかかる
制作会社が多くなってきた現状では、自社の目的に沿ったアニメーションを制作してくれる最適な制作会社を見つけるのに時間がかかってしまいます。
多数の制作会社へ見積もりの依頼を行っていくことは、一見すると良いことのように思われるかもしれませんが、結果的に見積もりにかかる時間が想定以上に発生してしまい、大切な業務時間が見積もりを待つ時間や確認する時間などに削られてしまうという問題へ繋がってしまいます。
アニメーション制作にかかる費用の種類・費目は?
アニメーション制作にかかっている費用には、どのような種類があるのでしょうか?
この部分が明確になると、アニメーションを制作への費用がきちんと認識できるうえ、アニメーション制作の依頼に高い費用がかかることもある程度許容できたり、もしくは、予想以上の費用を見積もりを提示されることを事前に防ぐこともできます。
また、アニメーション制作の工程のなかに、自社でできるような内容がある場合は、その部分を自社で行う事によって費用を抑えることも可能です。
①企画制作費・構成費
企画を考えたり、構成案の作成や、絵コンテ等の下準備にかかる費用です。
制作するアニメーションのボリュームによって、打ち合わせや、スケジューリング、技術者の割り当てなどが違うため、それに伴って価格も変動します。
この費用に関しては、企画や構成案をある程度考えることも可能なので、比較的自社で行える費目と言えます。
②技術費
品質の高いアニメーションを制作する際には、専門のソフトや、デジタル作画を行うための機材などが必要になり、それを扱うために相応の技術力を持ったスタッフを起用する必要があります。
映像に関する技術以外にも、キャラクターの声やナレーション等の音響技術にも費用がかかるでしょう。
このような特殊技能に対して発生する費用が技術費です。
③編集費
制作したアニメーションを作品として仕上げていくためには、最後に編集を行う必要があります。
データをシナリオ通りに繋げていく作業や、訴求したい内容をテロップとして表示したり、映像効果を付与してアニメーションにインパクトを与える等の編集を行なっていきます。
このように、最終的な調整を行なっていく際にかかる費用が編集費です。
④ディレクション費
映画・テレビ番組・CMには必ず「監督」「ディレクター」と呼ばれる役職の人がいて、映像の演出を行っています。
アニメーション動画も同様にディレクターがつきます。
ディレクターはアニメーションの企画立ち上げから編集まで、内容・テイスト・色味など映像として見える部分と聞こえる部分すべてを統括します。
これらの作業を「ディレクション」と言い、アニメーションはどんなディレクションをされるかによってすべてが決まるといっても過言ではないので、ディレクターは最も重要なポジションです。
ディレクションには、ディレクターに支払う報酬を含めて費用が発生します。
フリーランスの優秀なディレクターは、ディレクション費は高額に上ることもあります。
⑤ナレーション費
テレビ番組やCMを見ていると、タレントなど出演者の声とは別に「ナレーション」が音声としてついていることがありますね。
番組を進行したり、CMの内容を補足するこのナレーションを担当する人のことを「ナレーター」と言い、出演者とは別に報酬が発生しています。
アニメーションでもナレーションは多用されています。
アニメーションには出演者は存在しませんが、ナレーションを入れる場合はナレーターに支払う報酬や、彼らが収録に行くときの交通費などのナレーション費用が発生します。
ディレクターと同じで、有名なナレーターだと費用は高額に上ります。
ただ、近年ではナレーション費用を節約するために、AIをナレーターとして起用している動画も増えてきています。
⑥諸経費
アニメーション制作にはディレクター・ナレーター・技術スタッフなどに支払う人件費だけが発生するのではありません。
企画・構成、編集、ナレーション収録など各工程ごとにさまざまな経費が発生します。
たとえば編集するときにポストプロダクション用のスタジオを使って行う場合はスタジオを借りるための費用がかかります。
ナレーション収録もスタジオを借りて行うので経費がかかります。
企画・構成〜ナレーション収録までの工程で複数回にわたって顔を合わせての「打ち合わせ」を行うこともあるでしょう。
制作会社が発注側の企業に打ち合わせに出向く際の交通費なども経費の一部です。
他にも台本や絵コンテの印刷代など、アニメーション制作には「諸経費」が発生します。
できるだけ動画制作の費用を抑える方法・ポイントは?
では、アニメーション制作の費用を抑えるためには、どのような事を行うと効果的なのでしょうか。
費用を抑えるための方法や、ポイントを解説していきます。
企画工程など自社でできることはなるべく自社でやる
企画制作や構成の作成など、自社で行える工程に関しては、自社で行なうことによって制作費用を抑えることができます。
制作会社に全てを任せることが楽なことに違いありませんが、それによって制作費用が多く発生してしまうというデメリットもあります。
そのため、自社でできる工程に関しては、自社でやってしまう方がいいと言えるでしょう。
自社でもできること
アニメーション制作において、発注側が自社でできることは以下の通りです。
- アニメーションの構成
- 初稿台本の作成
- 台本の修正
- ナレーション
これらは、映像として直接視聴者の目に見える箇所を担う作業ではありません。
もちろん外注するに越したことはありませんが、映像として見えない部分に関しては、もし予算に余裕がなければ発注側で内製するのもアリです。
外注した方がいいこと
逆に、視聴者の目に映像として見える部分に関しては、内製せずに外注した方がベターです。
具体的には、
- 絵コンテ(絵コンテをアニメで採用するイラストを何枚か使って描く場合)
- アニメーションの編集
- ディレクション
編集はイラストを描く必要があるほか、映像をトリミングしたり特殊効果を作る必要もあるので、高度な技術が必要です。
とても自社だけで行える作業ではありません。
ディレクターはアニメーションのすべてを統括するリーダー的ポジションで、映像として見える部分の責任も担いますので専門的な知識が要ります。
これらの項目は、無理して自社でやろうとせず制作会社に発注をかけるようにしましょう。
自社の案件や要望に合致した会社を選ぶ
自社の要望や案件に沿った制作会社を選ぶことによって、アニメーション制作の費用を抑えられる可能性があります。
簡易的なアニメーションを制作するだけでよかったのにも関わらず、実際に依頼した制作会社では、本格的なアニメーションを作ることを主軸にしており、想像以上に費用がかかることもあるでしょう。
そのため、何のためにアニメーション動画を使いたいのかなどの目的を明確にして、クオリティや納期等の要素を確認しながら、最適な価格設定の制作会社を探してみましょう。
複数の制作会社で相見積もりを比較して決める
アニメーションを制作する目的をしっかりと決めた後に、自社の要望に沿った複数の制作会社に見積もりを依頼しみましょう。
相見積もりすることによって、各制作会社の費用を比較でき、コスパの良い制作会社を選びやすくなります。
また、自社で行える工程を制作会社に伝えてから、見積もりを依頼することによって、費用を抑えられるかの確認を行なうことも可能です。
フリーランスに依頼する
フリーランスの動画編集者に依頼することで、動画制作の費用を抑えることができます。
ただ、フリーランスの方に動画編集を依頼すると、法人同士の取引ではないためトラブルに巻き込まれる可能性が高くなり、力量も不明確なため、発注側の求めるクオリティーに満たないアニメーションになってしまうことも多いです。
フリーランスの動画編集者はどのように探せばいいのでしょうか。
たとえば、Googleで「動画制作 フリーランス」などのキーワードで検索すると、ウェブサイトを持っているフリーの動画編集者がピックアップされます。
また『Lancers』や『Crowd Works』などクラウドソーシングサイトにも数多くのフリーランス動画編集者が登録をしていて仕事を探していますので、彼らにメッセージを送ったり、仕事募集をかけてみるとよいでしょう。
フリーランスを探すときは、必ず「実績」を見るようにしましょう。
ウェブサイトを持っているフリーランスはもちろんサイト内でこれまでに手がけてきた作品を公開していますし、クラウドソーシングサイトでもプロフィール欄でポートフォリオを公開できます。
有名なクライアントを多数手がけていたり、長年動画編集者として生きている人であればクオリティーは担保されると判断できます。
逆に実績を公開していなかったり、キャリアの浅い人は、報酬は安いかもしれませんが、クオリティーが低い作品を作ってくる可能性があるので要注意です。
アニメーション制作を外注する際に注意する5つのこと
動画のイメージを明確にする
制作会社に何から何まで、すべてを丸投げしてはいけません。
どんな色味がいいか、どんなイラストがいいか、など「動画のイメージ」は発注側の方でできる限り明確にしておきましょう。
たとえば商品のプロモーションのためのアニメーションの制作を制作会社に依頼したとします。
この際、動画のイメージを全く考えないまま発注をかけると、いざ納品された完成作品が商品の雰囲気とは全く合わないものになってしまい、結局プロモーションに使えなかった、という事態も起こり得ます。
失敗を防ぐためには、制作会社やフリーランスの編集者など外注先との打ち合わせを重ねることが重要です。
制作に入る前の打ち合わせ時に動画の完成イメージを作り、しっかりと打ち合わせを重ね外注先と共有するようにしましょう。とくに台本の打ち合わせは非常に重要です。台本は身体でいえば骨のようなもので、骨がしっかりしていないと強い身体ではありませんよね。台本については絶対に丸投げをせず、しっかり前のめりになるぐらい参加して納得のいく台本を作りましょう。
見積もりでできることを確認する
制作会社やフリーランスに外注したら、制作にかかる費用の見積もり書が送られてきます。
流し見しがちな書類ですが見積もり書にはしっかり目を通しましょう。
外注先によって、見積もりに含まれる料金と含まれない料金があるからです。
たとえば、Aという制作会社では修正まで見積もりに含まれているのに、Bという制作会社では修正は見積もりに含まれておらず、イレギュラーで費用が発生する取り決めになっていることもあります。
あとで思わぬ支払いが発生して当初想定していた予算を超えてしまい、困ることがないように、初回見積もり時に見積もりの範囲内でどこまでやってもらえるのかをしっかり確認しましょう。
動画制作の場合は制作会社によって料金体系はさまざまで統一されていないので、見積もり時の確認は特に重要です。
予算を明確にしておく
アニメーション動画の制作は、他の広告制作と比べて費用は高額になります。
1本のアニメーション動画の制作にどれだけのお金をかけられるか、「予算」を明確にしておきましょう。
トータルの予算だけではなく、見積もり外で発生することが予想される費用にはどれくらい支払えるか、などなるべく細かく設定しておきましょう。
明確な予算を設定しないまま外注すると、想定外に費用が高額に上って会社の資金を圧迫したり、最悪制作中止になってしまうこともあります。
予算を設定する上で、制作にかけられる「時間」も設定しておくとよいでしょう。
30秒のアニメーション動画の制作も、外注すると納品までおよそ1ヶ月半はかかります。
かけるコストが制作期間に見合うかどうかを事前に見極めておくことも大切です。
動画マーケティングに精通している会社を選ぶ
商品やサービスのプロモーション、ブランディングなど、制作を考えているアニメーション動画にはそれぞれどんな用途に用いるかという「目的」があるかと存じますが、目的に適った動画をどう運用していくかを考える必要もあります。
実は、動画制作会社の中には、制作だけではなく「マーケティング」までやってくれる会社があります。
動画マーケティングに精通した会社に外注すれば、制作した動画をどう運用すれば集客できるか、どのウェブサイトに動画を配信すべきか、といった制作以降のことまで考えて動画を制作してくれます。
コンサルタント的な立場で動画運用のアドバイスや施策提案をしてくれますので、動画マーケティング事業を行っている会社に制作を依頼するのも、アニメーション制作を成功に導く方法の1つです。
再修正依頼の取り決めを明確にする
アニメーション内で取り扱う内容によっては、一度発注した制作会社に新たな動画の制作や動画内に入れた情報の修正・更新を頼む必要が出てきます。
商品やサービスはリリースされてから年月が経てば内容が変化していきますし、売れ行きも、当初動画にテロップとして入れていた数字より大幅に上がっているときは「再修正依頼」をしてもらうことになります。
発注側は、再修正する際に費用はどれくらいになるのかを、できれば最初の依頼時に制作会社と話し合ってルールを明確にしておきましょう。
再修正時の取り決めが無いと、動画内の情報を更新したいと思ったときに初回依頼元が対応してくれなかったり、1から動画を制作するのと同じ費用がかかったりする可能性があります。
同じ外注先に新たに1から動画を作って欲しい場合も、2度目の依頼なら安くしてくれる可能性もありますので、初回依頼時に交渉しておくとよいでしょう。
アニメーションの制作・編集の料金相場は?
アニメーション制作の費用相場は、大きな振れ幅があります。
それもそのはず、使用用途に沿ったクオリティや納期によって費用は大きく変わってきます。
大手企業で、ハイクオリティのアニメーションを制作している「PROOX」「Crevo」等であれば、30万円~300万円程の制作費用がかかるでしょう。
また、数ある制作会社の中には、ある程度のクオリティを担保しつつも格安で動画制作を行っている制作会社も存在します。
弊社が行っているアニメーション制作サービス『TSUTA-WORLD』では、秒数にもよりますが、業界内でも格安な価格で高品質のアニメーション動画を制作しています。
まとめ
アニメーション制作に関する料金の相場や、費目に関しての事、料金を抑える方法やポイントを解説しましたが、いかがだったでしょうか?
今までアニメーション制作に関して費用面で断念していた方でも、アニメーションの制作にかかる費用に関しての知識を持ったり、費用の抑え方を理解する事で、どの製作会社へ依頼するといいのか判断しやすくなるでしょう。
動画媒体が注目されている現在、アニメーションは若者にも非常に人気なコンテンツであるため、費用対効果は非常に高いと言えます。