アニメーション制作の工程、効果が出るポイント初心者向けに徹底解説!

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PCスペックがアップしてきたことやスマートフォンの普及によって、現在、たとえアニメーションを専門に作る制作会社に所属していない個人でも、また大資本ではない小さな制作会社でも、アニメーションが昔よりずっと安価に、比較的簡単に作れるようになりました。

スマートフォンには、アニメーションを作るためのアプリがリリースされていますし、
PCに向けてもさまざまなアニメーション制作ソフトがリリースされています。

しかし、アニメーションは闇雲に制作を開始すれば作れる、というものではありません。

明確な手順があります。

今回の記事では、効果的なアニメーションを作るための制作の手法を、これからアニメーションを作りたいと考えていらっしゃる、読者の方に向けて解説します!


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アニメーションを制作するフローは?

1.アニメーションの企画・構成 

アニメーションを作る上でまず必要なのは、企画と構成です。

  • ⚫︎どんなメッセージを伝えたいか?
    ⚫︎ターゲットは誰か?
    ⚫︎どこでそのアニメーションを流すか?
    ⚫︎どんなテイストのアニメーションにするか?

ここまでが企画で、

⚫︎動画の長さはどれくらいにするか?
⚫︎どのような内容にするか

これが構成とされているものです。

構成は、本のあらすじを想像されるとわかりやすいですが、大まかな動画の内容を短く文章としてまとめたものです。

シナリオ作成・コンテ作成

次に、「シナリオ」を作成します。
シナリオとは、建物の設計図のようなもので、これもドラマを想像すると分かりやすいと思いますが、キャラクターのセリフやナレーション(もし入れるなら)を、順番で文章化したものです。

このシナリオには、画面内にどんなテロップを入れるか、このナレーションやセリフのときにどんな画になっているか、それも書き込む必要があります。

建物は設計図がないと作れないように、アニメーション制作においても、このシナリオがなければチグハグなアニメーションになってしまいます。

必ずシナリオを作りましょう。

そのシナリオを元に、実際にイラストに起こしたものがコンテ」になります。
コンテができると、実際のアニメーションの流れが静止画として伝わるので、小説が漫画化されたときのようにグッと分かりやすくなり、アニメーションの完成イメージが浮かんできます。

これらが準備できてからようやく、PCやスマホを使っての編集作業に入れます。

3.素材作成 

アニメで使われるイラストのことを「素材」と言い、これをPCの制作ソフトやスマホのアプリで作っていく作業が、この工程にあたります。

本格的なキャラクターアニメが作れるものから、お絵かき感覚でスマホでタッチしていくだけで、アニメーション用の素材が作れてしまうものまで、たくさんの素材作成ツールがあります。
実際にコンテを、これらのツールを使ってPCやスマホからイラストにしてみてください。
描き上げると1つの素材となります。

 4.編集

素材が全て揃ったら、実際にアニメーション制作ソフトやアプリで、順番に各素材をつなげていきます

これがいわゆる「編集」と呼ばれる作業で、私たちがテレビやYouTubeで観ている映像は、全てこの編集された映像なのです。

編集ソフトのタイムライン上で素材同士がつながり、一つの場面になったものは、「シーン」と呼ばれ、全てのシーンを繋ぐことで1つの物語が出来あがります。

編集次第で、1つのアニメーションの長さもテンポも全然変わってきますよ。
ここまで来れば、あと少しです。

一緒に見たい

5.音入れ・ナレーション

編集作業の最後に、効果音や音楽を入れる音入れ」をします。
素材が全て繋がっただけでは、そのアニメーションは無音なままです。

シナリオを見て、想定していた効果音をタイムラインに入れ、場合によっては音楽もつけてあげることで、そのアニメーションに音がつきます。

ナレーションを入れる場合も、この段階で収録し、アニメーションに合わせていくことになります。
これで、アニメーションの「初号」が完成します。
ですが、まだ本完成ではありません。

6.試写

出来上がった「初号」を、公開前にクライアントに観てもらうのが、「試写」と呼ばれる段階です。

クライアントから修正点を指摘してもらう目的があり、試写で上がってきた修正内容をもとに、アニメーションを再構成したり、編集しなおします。

クライアントから上がる修正内容は、例えば以下のようなものが代表的です。

⚫︎ナレーションや画は適切か?
⚫︎アニメーションの色合い
⚫︎アニメーションの長さ
⚫︎追加や変更をしたい場面、ナレーション

たとえ仲間内でシェアするための趣味用のものでも、公開前にご友人に見てもらって、アドバイスをもらうと良いでしょう。

 7.納品

数度の試写と修正を経て、クライアントがアニメーションにOKを出したところで、完成となります。

クライアントに作成したアニメーションを納品することで、アニメーション制作は終了です。

お疲れ様でした!


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まとめ

いかがでしたでしょうか? アニメーション制作の工程は

1. アニメーションの企画・構成
2. シナリオ作成・コンテ作成
3. 素材作成
4. 編集
5. 音入れ・ナレーション
6. 試写
7. 納品

以上の7工程です。
どの工程も飛ばすことはできません。

逆に言えば、この通りに制作を進めれば、あなたが初心者であっても確実にクライアントを喜ばせたり、見た人を楽しませるアニメーションを完成まで持っていくことができるでしょう。

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