図や表をアニメーションで見せることでデータをわかりやすく伝えることができる「インフォグラフィックス動画」が近年、学校法人やtoC商品の開発会社などを中心に盛んに制作されています。
業績紹介や商品紹介などに使うことができるので、企業は積極的にインフォグラフィックス動画の制作を検討されることをおすすめします。
しかし、なかには、
- インフォグラフィックス動画を作るときに意識するポイントがわからない
- インフォグラフィックス の制作手順を知りたい
とお思いの人も多いと思います。
そこで今回は、インフォグラフィックス動画に興味がある人に向けて、
- インフォグラフィックス動画を作るときのポイント
- インフォグラフィックス動画の作り方
を簡潔に紹介していきます。
Contents
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(YOUTUBE)
動画サンプル:https://www.youtube.com/@tsutaworld733/videos
インフォグラフィックス動画を作るときのポイント
インフォグラフィックス動画を作るとき、必ず意識しなければいけないポイントがあります。
それは、
- 一次情報を取り扱う
- 目的を決める
- 見せ方を工夫する
の3つです。
それぞれどういうことか解説します。
一次情報を取り扱う
データを自社ではなく外部のWebサイトなどから引っ張ってくる場合は、必ずそのデータを最初に発表した論文や調査など、一次情報を引用するようにしましょう。
大元の情報も転載されるとその転載したライターの恣意的な目線が入り、データが改ざんされたり結論がずれてしまっていることがあります。
インフォグラフィックスでは、正しい情報を扱うことが大切です。
目的を決める
動画を作るときには、必ずその動画の「目的」を設定しましょう。
何のためにそのインフォグラフィックス動画を作るのか、プレゼンを勝ち抜くためか、採用募集のためか、キャンペーンの告知のためかなど、このインフォグラフィックス動画で何を伝えたいのかを決めましょう。
目的が曖昧だと、適切なデータも集まらず情報も散漫になり、何を伝えたい動画なのかわからなくなってしまいます。
見せ方を工夫する
インフォグラフィックス動画はいろいろなアニメーションで図や表、数字などを伝えることができます。
動かし方次第で、複雑な情報もかなりわかりやすくなります。
また、色調も重要です。
パステルカラーを使ってポップにいくのか、ダークトーンでクールにいくのか、何を伝えたいかによって合う色調は違います。
図や表のアニメーション、色調などこれら見せ方を最大限工夫しましょう。
インフォグラフィックス動画の作り方 5STEP
インフォグラフィックス動画制作の際のポイントがわかったところで、次は実際にインフォグラフィックス動画がどのように作られていくのか、その手順を合計5つのSTEPで紹介します。
STEP1 テーマを決める
まずはしっかり、そのインフォグラフィックス動画の「テーマ」を設定しましょう。
テーマは目的と同じです。
どんな内容の動画にするのか、その動画で何を世間に訴えるのか、そのような動画の概要をテキスト1枚程度にまとめましょう。
紙に書き出すことで伝えたいことが明確になり、そのテーマを伝えるためにどんなデータを集めればいいかも明確になります。
STEP2 データの整理
テーマが決まったら、そのテーマに付随する、動画で取り扱うデータを収集します。
動画の内容で伝えたいことを裏付ける一次情報をインターネット上などから集めましょう。
集め終わったら取捨選択して整理し、動画に入れ込むデータを決定します。
インフォグラフィックス動画はデータを見せていくものなので、どんなデータを入れるか整理するこの作業を抜かしては先に進めません。
STEP3 台本作成
ここまでで動画作成の「下準備」ができてきていますので、この「台本作成」作業からいよいよインフォグラフィックス動画の実際的な制作に入ります。
台本とは、動画内のナレーションやテロップ、想定アニメーションを文字で紙に書き起こしたもので、動画のストーリーとなるものです。
台本は動画において設計図となる部分で、台本をベースに全ての物事が進んでいきます。
収集したデータを入れたい順番通りに並べ、その間にナレーション用の台詞を書いてつなぎましょう。
STEP4 絵コンテ作成
台本を書き終えたら、その次にやることは「絵コンテの作成」です。
絵コンテとは、動画編集の前にペンなどで簡素に描かれるイラスト表です。
「台本の内容を簡単な絵に置き換えたもの」と言っていいでしょう。
絵コンテはなにもペンで描かれるだけではなく、PCで実際に後の編集で動かすことになる静止画イラストを作る人もいます。
STEP5 編集
ここまできたらようやくPCを立ち上げて、編集ソフトを使ってアニメーションを作ることになります。
台本と絵コンテの指示をもとに創意工夫あふれるアニメーションを作成しましょう。
台本に書かれていることが実現できない場合も多々あります。
そんな場合は、編集でいかに代替案を提示できるかが腕の見せ所です。
編集し終えたら再生してみて、別の人にチェックしてもらっておかしなところは直し、削れるところは削ってブラッシュアップしましょう。
みなさんが納得できる動画ができれば完成です!
まとめ
インフォグラフィックス動画を制作するときのポイントと制作方法を5STEPで紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
初めてインフォグラフィックス動画を作るときは、必ずこの記事で書かれているポイントを押さえ、制作手順を守って動画を作りましょう。
そうすれば、最初からいきなり成功! とは言わないまでも大きな失敗はしないはずです。