現在、動画サイトなどではインストリーム広告の出稿が増えています。
これは、さまざまなメリットがインストリーム広告にあるからですが、実はこのインストリーム広告には課題もあります。
将来的に、インストリーム広告は他の広告に取って代わられる可能性もあります。
そこで今回の記事では、インストリーム広告の課題と将来、そしてこの寡占状態が今後どうなっていくかについて大胆に予想してみました!
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インストリーム広告のメリット3つ
インストリーム広告を出稿すると、少ない広告費で大きな宣伝効果を得られます。
それは、下記のようなメリットがインストリーム広告にはあるからです。
冒頭数秒は必ず見られる
YouTubeの動画広告を思い出してみましょう。
見たい動画にアクセスしてインストリーム広告が流れたとき、スキップできる5秒が経過するまでは必ずそのインストリーム広告を見なければいけませんよね。
インストリーム広告は、サイトによって秒数は違いますが、このスキップ可能になるまでの数秒は必ず視聴されるため、非常に目につきやすくなっています。
スキップされれば課金されない
インストリーム広告は、ユーザーにスキップされると、広告主へ広告費が課金されないようになっています。
これは、一切お金を払っていないのに最低数秒は必ずユーザーに自社の広告を見てもらえるということです。
無料の広告で視聴者の印象に残る可能性があります。
自動的に再生される
インストリーム広告は動画の冒頭や途中に挿入されていますが、アクセスすると自動的に再生されます。
DVDプレーヤーのようにユーザーが再生するかどうかを決められないので、見せたい広告を必ず見せることができます。
これらのメリットによって、安い広告費で高い効果を上げられる仕組みがインストリーム広告にはあります。
インストリーム広告のデメリット3つ
一方でインストリーム広告には、下記のようなデメリットもあります。
どのようなデメリットでしょうか、見てみましょう!
スキップされやすい
インストリーム広告はスキップされるまでは絶対に見られますが、逆に考えると、そのスキップされる割合が非常に高い広告形態です。
最初の数秒で視聴者を惹きつけたり、スキップされても伝えたいことがわかるような動画にしておかないと、最後まで見られないために成果が出ない可能性があります。
見たい動画を見れない不快感
ユーザーが「見たい!」と思った動画を再生したとき、その動画が再生されずにインストリーム広告が最初に流れてきたら、まず胸に抱くのは「不快感」です。
見たい動画が再生されず、イライラを募らされてしまったら、その広告を配信した企業のイメージは悪くなります。
クオリティーが低いと逆効果
ただでさえユーザーに嫌悪されやすいインストリーム広告、そしてそのクオリティーがお粗末なものだったとしたら、ユーザーはどう思うでしょうか。
宣伝になるどころか、ユーザーはその商品(サービス)、広告主に対してさらにネガティブなイメージを持ち、クレームにつながりかねません。
クオリティーが低いインストリーム広告は、配信すると逆効果が生じます。
インストリーム広告の課題と将来
このようにインストリーム広告はメリットだけではなくデメリットが存在しますが、インストリーム広告は現在、主流の動画広告で寡占状態となっています。
しかし、これからも主流であり続けるには下記のような課題をクリアしなければなりません。
また現在、他にも注目すべき動画広告が現れています。
スキップされない動画を作るのは難しい
スキップされないような動画を作ろうと意気込むのは必要なことですが、どれだけ躍起になっても、そしてどれだけ面白いと思える冒頭を作ったとしても、インストリーム広告である以上、どんなものでもほとんどスキップされてしまいます。
そもそも誰もスキップしないインストリーム広告を作るのは不可能 です。
しかしユーザーの離脱はできるだけ避けなければならないのもまた事実で、この矛盾をどうクリアするかが今後のインストリーム広告の課題の1つです。
別形態の動画広告が出てきている
動画サイトではインストリーム広告以外にも動画広告があります。
たとえばYouTubeでは総尺6秒以下のスキップできない『バンパー広告』がインストリーム広告と同じ枠で流れていますし、バナー広告が動画化した『インバナー広告』もあります。
キュレーションメディアなどではコンテンツとコンテンツの間に、コンテンツを模した『インフィード広告』という動画広告が挟まれていることもあります。
今後はいろんな広告形態に分散する?
上記で挙げたインストリーム広告以外の動画広告も、その数をどんどん増やしています。
インターネット環境は日進月歩なので、さらなる別形態の動画広告フォーマットが生まれてくる可能性も高く、今後はインストリーム広告は寡占状態ではなくなり、さまざまな動画広告がその勢力を分かち合う群雄割拠の時代が訪れるかもしれません。
クリエイティブを高める方法を模索すべき
インストリーム広告がこれからも主流の動画広告であり続けるには、動画サイト側だけではなく、広告主も努力をする必要があります。
その努力とは、「クリエイティブを高める努力」です。
ネット上の動画広告はまだ発展途上なので、画期的な表現方法が生まれる余地はまだまだあります。
クリエイティブを高める方法を探しましょう。
まとめ
インストリーム広告の持つデメリット、その課題、そして将来どうなっていくかについて予測させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
インストリーム広告の趨勢はまだ誰にも分からず、本記事で立てた予測が外れる可能性ももちろんありますが、インストリーム広告だけが動画広告ではないのは事実です。
インストリーム広告以外にも目を向けて動画広告配信を考えてみるのも良いかもしれません。