2019年度の動画広告市場は2,592億円で、昨対比147%となっています(参考サイト)。広告の戦略として動画を用いた広告は中心となってきており、今後も伸び続ける市場です。
そこで気になる動画広告のクリック率はどれくらいでしょうか?
市場が伸びているということは、ライバルとなる広告も増え続けるということ。クリック率をあげてライバル社に差をつけたいですよね?
この記事では、動画広告のクリック率をあげる裏技をこっそりみなさんにお教えします。
Contents
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(YOUTUBE)
動画サンプル:https://www.youtube.com/@tsutaworld733/videos
動画広告のクリック率の高さは?
動画広告のクリック率の高さは、どれほどのものなのでしょうか?
比較対象をよく見る通常バナー広告と比較してみました。
通常のバナー広告の数倍
動画広告は、通常のバナー広告などに比べて、クリックされやすい広告であるといえます。
通常バナー広告(PC閲覧) | 通常バナー広告(モバイル閲覧) | 動画広告 |
0.11% | 0.27% | 0.42% |
参考:Adform Digital Advertising Benchmark Report
上記の表で分かるように、通常のバナー広告に比べて、最大で4倍ほどのクリック率の違いがあります。
通常バナー広告においては、0.11%という数字は1,000人が見て約1人がクリックするという確率ですが、動画広告においては、0.42%と、1000人が見て約4人がクリックしていることになります。
写真やテキストでの限られた情報の通常バナーよりも興味を持ちやすいようで、動画広告は、情報をユーザーに最大限に伝えられており、興味を持って視聴されていると推測できますね。
ビジネス系はクリック率が高い
動画広告が、通常のバナー広告に比べてクリック率が高いことが分かっていただけたかと思います。
でどんなジャンルであっても、クリック率が高くなるかというと、そうではありませんが、幅広い層にマッチングするジャンルは、総じて高くなりやすいなどの傾向があります。
例えば、ビジネス系の動画広告であれば、クリック率は0.62%と平均値を超えるクリック率となります。
これは、全世界のほとんどの人がビジネスに携わっていることもあり、興味を持つ人も多いためだと考えられます。
趣味系はクリック率が高い
ビジネス系を上回るクリック率の高いジャンルは、趣味系の動画広告です。
クリック率は0.82%と高い傾向にあります。
この数字においても、自分の好きなことには、積極的に行動するという人の心理状態から導き出された結果といえます。
クリック率を上げる5つの裏技
先述したクリック率は、あくまで平均値であり、趣味のなかでも、内容によって増減はします。
内容によって、クリック率に差が出ることは仕方ありませんが、少しの工夫を加えることで、クリック率を上げることができます。
そこで、5つの裏技をご紹介します。
短い動画にする
動画広告の時間は、短くまとめるように意識しましょう。
長すぎる動画は、見ているユーザーを退屈にさせてしまい、商品やサービスの魅力を半減させてしまいます。
出稿するSNSなどによって、多少の違いもありますが、一般的に好まれる平均的な動画の長さを一覧にまとめてみました。
TikTok | |||
40秒~60秒 | 30秒~40秒 | 20秒~30秒 | 30秒~60秒 |
上記出向先は、あくまで一例にすぎませんが、短い動画にすることで、インパクトや動画内容を濃くすることができます。
ターゲットを明確にする
幅広いユーザーを狙った動画にしてしまうと、結果的に、どのユーザーにもヒットしない、中途半端な広告となってしまうリスクがあります。
動画広告を出稿する際は、明確なターゲットを設定するようにしましょう。
年齢や性別、どういった生活をしている人で、どういう思考の持ち主であるのかなど、世間の流行やニーズなども加味しながら、詳細に仮説を立てることで、狙ったターゲットを狙い撃ちできます。
キャンペーンと連動する
商品やサービスを紹介するだけの動画よりも、キャンペーンと連動させることで、クリック率をあげることができます。
例えば、J:COM社が、TikTok上で、「#もののけついてんね」のハッシュタグで投稿した人を、抽選で渋谷スクランブル交差点の街頭ビジョンに放映しますといったキャンペーン。
10代女子の目立ちたいという心理とインフルエンサーを用いた戦略で、とても話題となりました。
その他にも、今だけの特典!というフレーズで訴求する広告は、効果を期待できるでしょう。
ABテストを行う
ABテストは、マーケティングのCRO(Conversion Rate Optimization)の手法の一つです。
一つ制作して出稿するのではなく、変更を加えたパターンを制作し、ユーザーの動向を統計学で検証するというものです。簡単にいうと、何パターンか用意しておいて、効果の一番高いものを採用してしまおうという手法ですね。
具体的な方法はいくつかありますが、よくある方法は、同じURLで情報を書き換えるというもの。
一定期間、Aパターンの広告を流した後、Bパターンに変更という流れです。
サムネイルの文章で惹きつける
サムネイルとは、動画を開かなくても、見ることのできるアイキャッチ画像です。
YouTubeなどで動画を探す際、YouTuberの自分の顔とともに、大きな文字で動画の内容を書いている画像を見たことがありますよね。
サムネイルが、知りたい情報をぱっと見て一瞬で分かりやすく表現されていると、クリック率をあげることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
動画広告が有効なのは、市場の伸びからも予測できますが、訴求力の高い動画広告を制作するための裏技を知らなければ、費用対効果は低いものとなります。
記事内のコツを実践して、クリック率の高い動画広告を制作しましょう。
・ビジネス系はクリック率が高い
・趣味系はクリック率が高い
・ターゲットを明確にする
・キャンペーンと連動する
・ABテストを行う
・サムネイルの文章で惹きつける