企業や商品のマーケティング活動は、インターネット上でも盛んに行われていますが、いま最も注目を集めているマーケティング手法が、インターネットでの『動画マーケティング』です。
この動画マーケティング、一体どういうものなのでしょうか。
この記事では動画マーケティングの“失敗”事例を敢えて挙げながら、動画マーケティングについて解き明かします!
Contents
動画制作依頼ならTSUTA-WORLD
アニメ/実写 対応
お客様から次のようなお声をいただいています。
TSUTA-WORLDに「動画制作/動画広告」対応を依頼されたお客様の声
・伝わらなかった商材伝わるようになり、結果売上が増え顧客が倍になった。
・作ってもらった動画のおかげもあり問い合わせが増え、これ以上増えると対応できない状態になった。
・求人動画を作ってもらい、社内のサービスと雰囲気を理解している確度の高いエントリーが増えた。
(YOUTUBE)
動画サンプル:https://www.youtube.com/@tsutaworld733/videos
動画マーケティングとは
『動画マーケティング』とは、動画を使った以下の3つの活動のことを言います。
動画を使って集客をする
企業の製品やサービスの内容を動画で伝えることで、それを見た視聴者のコンバージョン率(商品を購入してくれた人や申込んでくれた人の割合)を上げていくという、直接的な集客活動を行います。
動画の場合、カタログなど紙ベースのものを見たときと比べて、消費者の購入を促す効果が高まります。
動画を使って自社の製品のアピールをする
自社でリリースする製品の広告を動画で配信し、リアリティーのある製品紹介を行います。
動きと音がついていることで、その製品の使用手順や楽しみ方を動きで伝えられるため、消費者はその製品を実際に使っている光景をイメージしやすくなります。
また、動画広告の情報伝達量は、テキスト・画像で構成された広告と比べると5000倍にもなると言われているほど、多くの情報を消費者に伝わりやすいです。
動画を使って視覚的に全世界に情報を使える
動画をYouTubeやTwitterなどSNSにも載せることで、他のユーザーからのシェア・拡散も狙い、日本国内のみならず世界中に自社の製品・サービスをアピールできます。
地上波放送のテレビCMでは、視聴エリアが日本に限られてしまいます。しかし、インターネット上の動画であれば、拡散もされるため、世界のどこにでもリーチでき、マーケティング活動を行えるのです。
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動画マーケティングの失敗事例
『動画マーケティング』とはどういったマーケティングか、その概要を掴めたところで、次はその動画マーケティングの実例を取り上げ、分析してみます。
本記事では敢えて、動画マーケティングの“失敗例”を挙げます。
効果的ではない動画マーケティングは、たとえば…
炎上して削除されてしまった、サントリー『頂(いただき)』のCM動画
地方に出張にきたサラリーマンが、現地で出会った若い綺麗な女性に、その土地の方言でビールの美味しさをアピールされ、「コックゥ〜ん!しちゃった」「絶頂」というキーワードを使って商品をPRするCMシリーズです。
こちらの動画は、なぜ動画マーケティングの失敗と言えるのでしょうか。
失敗してしまった要因は、この動画には以下の要素があったからです。
動画を作成することだけで満足して運用をしない
このCMは、すでに削除されてしまっているのですが、動画自体に制作者の露悪的な趣味が反映されていて、まるで作ることだけに主眼を置いているようなイメージが感じられます。
また、動画を作成してもウェブサイトに載せなかったり、SNSなどを駆使してシェアしていかないと、その動画が見られることはなく、動画マーケティングの効果が発揮されにくくなるので注意しましょう。
特殊効果などを使いすぎて製品自体の印象が薄くなる
紹介した『頂』のCMは、サラリーマンの主観映像(目線から見ている映像)で、女性が方言を使ってずっと語りかけてくるというシチュエーションになっています。
しかし、女性の映り方や「コックゥ〜ん!しちゃった」「絶頂」などと、性を連想させるような台詞も加わっていることで、かえって「頂」の印象が悪くなっています。
主観映像や方言などで工夫を凝らしたつもりですが、それが逆に失敗しています。
アニメーションで、メインである商品の魅力を殺すような、派手な特殊効果を入れすぎるのも同様にマイナスに働きます。
アピールポイントが分散した動画を作成してしまう
『頂』のCMでは、「絶頂」という台詞を使っており、『頂』という言葉は、CM内のどこにも直接は入っているわけではありません。そのうえ、「絶頂」は、CMのシチュエーションも相まって、性的な要素ばかりが際立っています。
ビールを通じた男女のコミュニケーションをアピールしたかったものと見られますが、余計な台詞とシチュエーションによって、何を伝えたいのかが分散してしまうことになりました。
ターゲットを決めずに動画の作成をしてしまう
『頂』のCMは、若い男女を想定しているようで、一見ターゲットは若者世代と、はっきりしているように見えます。
しかし、若い男女がビールを飲むシチュエーションは、こんな非現実的な1対1の出逢いの場ではなく、学校や会社、友人同士の飲み会がほとんどであり、この動画は若者世代をも侮辱したものと捉えかねないです。
さらにビールを飲むのは若い世代ばかりではありませんよね。
このようなターゲットの選定をちゃんとできていない動画は、動画マーケティングを失敗へと導いてしまいます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
5Gのサービスも始まったことで動画はより見やすくなり、今後、動画マーケティングはより重要度を増していきます。
なにかに取り組む上で学びが多いのは “失敗" からです。動画マーケティングの失敗事例から逆算し、どのような動画マーケティングをすれば良いか、考えてみましょう!
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