「自社の商品紹介やプレゼン用動画をアニメーションで制作したい」と考える経営者・動画制作担当の方はとても多いです。
しかし、アニメーションとひとことでいってもその種類はさまざまです。
よく知られる種類の1つに3Dアニメーションがありますが、なかには
- 3Dアニメーションはどうやって作るの?
- どんなときに3DCGを使うことが多いの?
と疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、自社の商品や商材紹介を3Dアニメーション動画で制作したいと考えている方に向けて
- 3Dアニメーションの特徴や効果
- 3DCGをよく使っている業界
を紹介します。
Contents
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3Dアニメーションの3つの特徴
同じアニメーションでも、2Dと3Dでは制作手法や特徴が大きく異なります。
具体的には次の作品をイメージしていただくと分かりやすいです。
- 2Dアニメーション:「魔女の宅急便」「となりのトトロ」などのジブリ系アニメ
- 3Dアニメーション:「モンスターズインク」「トイストーリーシリーズ」などのディズニーピクサー系アニメ
すごく簡単に説明すると、2Dアニメーションは1コマずつイラストを描き、つないで編集してアニメーションにする手法です。
一方、3Dアニメーションはアニメーションのパーツとなる3Dオブジェクトを作り、あとから動きを足していきます。
今回は3Dアニメーションの特徴について説明していきます。
PCで3Dオブジェクトを描いて動かす
3Dアニメーションは、表現したいものを縦・横・奥行のある三次元CGで作ります。
まず、専用の3D制作ソフトで3Dオブジェクトと呼ばれるデータを作成します。
3Dアニメーション内に出てくるキャラクターや背景(家・木・道など)は、全て3Dオブジェクトです。
3Dオブジェクト完成までには、ざっくり大きく分けると
- 3次元モデルを作るモデリング
- 質感や色をつけるテクスチャ
- 3Dオブジェクトとして書き出すためのレンダリング
という工程があります。3Dアニメーションを作るうえで最もコストがかかる工程です。
次の動画では、3DCGでパンケーキを作る過程が公開されています。こちらはモデリングをしている様子です。
こちらではテクスチャを貼り、レンダリングしている様子が確認できます。
テクスチャがつくことで、一気に質感が本物っぽくなりましたね。
こうして完成した3Dオブジェクトに対して、1つずつプログラミングで動きをつけたりカメラアングルを変えたりしてアニメーションを作成していきます。
アニメーションに必要な素材は最初から全部3Dオブジェクトとして作っておき、後から動きをつけていくのが3Dアニメーションの特徴です。
実写のように見えるものもある
カメラでの実写撮影ができない場合でも、3DCGを使えばリアルな表現ができます。
3Dアニメーションは、3Dオブジェクトのテクスチャのつけ方によって見た目を自在に変更できるのがメリットです。
このテクスチャのつけ方次第で、まるで実写のような見た目にもできます。
2Dより複雑なアングルを作れる
3Dアニメーションは、3Dオブジェクトを作った後に動きを加えていきます。
3Dオブジェクト自体の動きのほか、カメラアングルも重要な要素です。
カメラアングルを自由に変えることで、さまざまな角度からの表現ができるのは3Dアニメーションならではの特徴です。
こちらはダイソンの掃除機のCMですが、中の機構を見せる際にアングルを変えていることで、分かりやすく臨場感が出ていますね。掃除機の質感も、とてもリアルに仕上がっています。
3Dアニメーションの3つの効果
3Dアニメーションで得られる効果には、次の3つが挙げられます。
空想上の世界をリアルに表現できる
3DCGの特徴として、まるで実写のように表現できる点をあげましたが、この特徴を活かして「実際にそこにはないものを、あたかも実在するようにリアルに表現できる」のは、3Dアニメーションならではの効果といえます。
たとえばファンタジー映画の中に出てくる幻想的な世界をリアルに表現する場合、3DCGは欠かせません。
また3DCGで作った世界と実写のヒト・モノを合成する「バーチャルセット」もよく使われます。
ニュース番組や商品プロモーションのほか、音楽PVなどでもよく使われる手法です。
こちらのPVでは、街中の立体視ネオンや飛び回るドローンなど、近未来的なイメージに仕上がるように合成しています。
作った素材は使いまわせる
3Dアニメーションは、最初に3Dモデリングを作ってしまいさえすれば、使いまわして動きやアングルを変えてアニメーションを構成できます。
つまり初期コストはかかるものの、同じキャラクターや商品の3Dデータを使ってたくさんの作品を作りたい場合は、トータルの制作コストは2Dアニメーションより抑えられます。
余計な映り込みを削除できる
実写での説明となると、どうしても背景に余計なものが映りこんだり、見せたいところをしっかり見せづらかったりという難点がありますが、3DCGを使うことで説明に必要なポイントだけを表現できます。
必要なポイントだけを残したシンプルな3Dであれば、モデリングやレンダリングにかかるコストも抑えられるため、コストパフォーマンスも良くなります。
3Dアニメーションに向いている業界は?
3Dアニメーションはさまざまな業界で使用されていますが、特に
- 建設業界
- 車業界
ではよく採用されています。
企画内容と実際に販売される商品のイメージがずれないよう、完成イメージを3DCGで表現してプロモーションに使用するケースが大半です。
建築業界
繰り返しになりますが、マンションや商業施設など大規模な建設プロジェクトにおいて、3DCGはよく活用されています。
建物内部や外観を3DCGで制作し、主にモデルルーム・販促動画・広告などで使用されます。
この動画のように、外観をぐるりと見せたり、建物内をウォークスルーで見せたりできるのは、3DCGならではです。
車業界
新製品の外観や内部をリアルかつリッチに見せるために、3DCGはとても有効です。
走っているときの外観イメージや内装、見えない内部構造などを視覚的に表現できるので、販促映像のほかに展示会ブースなどでもよく採用されています。
まとめ
3Dアニメーションの特徴や効果、よく使用されている業界についてご紹介しました。
アニメーションと一言でいっても、2Dと3Dでは制作方法もメリットも異なります。
表現したい内容や説明したいことは何かをよく精査した上で、2Dにするか3Dにするかを検討しましょう!