自治体がPR動画を作る時に気を付けることは?成功事例も紹介

近年、多くの自治体が自分の町をPRするための動画を作ってネット上で配信しています。このような『自治体PR動画』は、ちょっとしたブームになっています。

このブームを受けて、「自分の自治体でもPR動画を作ってみたい」と思われた方に向けて、この記事では、自治体がPR動画を作る際にどんなことを意識したら良いかを、実例の分析を踏まえて解説します。

PR動画作成の際に気を付ける4つのこと

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自治体のみならず、PR動画を作る際には、事前にしっかりと決めておかなければいけないことが4つあります。

ひとつひとつ紹介しましょう。

目的をはっきりさせる

自治体のPR動画の目的は、「自分の町の魅力を発信して観光収入を増やす」ことにありますが、これではまだまだ漠然としています。

自分の町のどんな部分をアピールしたいか、どういった場所に来て欲しいかなど、具体的なところまで踏み込み、動画を通じて何を伝えたいかをはっきりさせましょう。

オチをつける

自治体のPR動画には必ず「オチ」がついています。

オチという言葉を聞くとコメディのようなものを想像できますが、必ずしも、”コメディの笑い”に寄せなくても、自治体におけるネガティブポイントを、面白おかしく、ユニークな方法で発信することを検討する必要があります。

ストーリー仕立てにして、動画の終わりは印象に残りやすくしましょう。

短時間で見れるものにする

PR動画で好まれるのは“分数が短くて伝えたいことがはっきりしている動画”です。あまりに長い動画は、途中で再生が止められて最後まで見られません。

「長い動画の方が効果が高い」と思うかもしれませんが、PR動画に関しては視聴者の心理に合わず、逆効果となります。

ターゲットを選定する

目的をはっきりさせることと同時進行で、「誰(Who)」に見せるかもはっきりさせましょう。

男性or女性、年齢層だけでなく、どんな生活を送っている人、どんな趣味がある人など、ライフスタイルにまで着目して、自分の町に来て欲しい人(PR動画を見せるターゲット)を選定します。


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PR動画の成功事例

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では、実際にPR効果の高かった自治体PR動画はどんなものがあるでしょうか?

実例とともに、「なぜこのPR動画が成功したのか?」と分析していきます。

H3大分県

シンクロナイズドスイミングチームが温泉内に突然現れ、シンクロのパフォーマンスをして、大分県内各地の絶景を背景に、温泉の魅力を伝えているPR動画です。

2015年にYouTubeに公開され、現在239万回の再生数を誇っています。

成功のポイント

この大分県の自治体PR動画が成功した要因は、以下の3点にあるでしょう。

県の公式動画なのに堅くないギャップ

大分県のPR動画は地方自治体が公式で配信したものです。

「地方自治体」と聞くと行政機関なのでお堅いイメージがありますが、このPR動画では、シュールな方向性に振り切ることで、それまでの堅いイメージを覆し、視聴者にギャップを与えることに成功しています。

見やすい短い動画

動画は2分30秒程度で終わっています。この程度の長さであれば、どれだけ忙しくても最後までちゃんと見てもらえる可能性が高いです。

台詞はなく、音楽とダイナミックなパフォーマンスのみで展開しているので、視聴者にとってはとても見やすい動画になっています。

目的がはっきりしている

この動画は、「大分県の温泉地をPRする」というしっかりした目的を持って作られています。それ以外の余計な要素は一切入っていません。

映像は引き算のメディアなので、伝えたいことを絞り、この動画のシンクロパフォーマンスのように面白い演出を加えると、動画の情報伝達効果は高まります。

宮崎県小林市

再生回数273万回を記録している、宮崎県小林市の移住促進動画。

小林市の奇妙だけれど素敵なところを、訪れたフランス人が外国人目線で語っています。
面白いオチがついていますね。

成功のポイント

小林市のPR動画がバズった要因も、3つの点にあります。

拡散しやすい話題性

動画内では、なぜ星空が綺麗なのにプラネタリウムがあるのか、蛇口から天然水が出るのにミネラルウォーターのペットボトルが売られている・・など、小林市に皮肉を与えつつも、褒めることも忘れていません。

このおかしさが、耽美な映像によって伝えられることで、ユニークさを醸し出し、話題になりました。

共有しやすい動画の長さ

動画自体は1分45秒と、もともと適切な長さですが、本編自体は1分30秒とさらに短く、TwitterやInstagramなど瞬間的な楽しみを志向するユーザーたちが、動画を共有しやすいサイズとなっています。

すぐ見終わるので、口コミでも人に紹介しやすい動画です。

他のところがやっていない独自性

この動画は、主人公のフランス人の男性がフランス語で喋っているように、字幕もつけて見せかけておいて、実は小林市の属する地域の方言である西諸弁で喋っていたことが動画のオチとなっています。

他のPR動画でも、地元の人が方言を喋っていることが多いですが、この動画では外国人に乗せることで、他のPR動画との差別化を図っています。「西諸弁が地方の人には全然伝わらない!」ことを、字幕や外国人を使って演出することで、魅力的なポイントとして伝えることに成功しました


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まとめ

いかがでしたでしょうか?

地方自治体が作る動画は、いまや年間700本にも上っていると言われていて、住んでいる町の魅力を全国に伝えるためには、動画でのPRはとても効率の良い方法です。

本記事で紹介した制作の際に気を付けることを意識し、他にも成功事例を分析して、ぜひ自治体PR動画を作ってみましょう!

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