現在、動画サイトやSNSでは『インストリーム広告』という動画広告が次々配信されていて、ネット時代の広告手法として注目を集めています。
企業の広告担当者がこのインストリーム広告への出稿を考える際、気になるのがその料金体系。
TV-CMとは違って視聴者がスキップできたり、画面をクリック操作できるインストリーム広告は、広告費はどうなるのでしょうか?
クリックされなければ広告費はかからないのでしょうか?
本記事で解説をしてみました!
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インストリーム広告の特徴
まず、インストリーム広告の概要についてお教えします。
インストリーム広告は下記のような特徴を持っています。
冒頭数秒は自動で再生
インストリーム広告は、ユーザーが見たい動画にアクセスすると冒頭もしくは途中に差し込まれる形で自動で再生されます。
ただしYouTubeでは5秒間、Twitterでは6秒間経過するとユーザーは動画をスキップして本編を視聴することができます。
スキップできない広告がある
インストリーム広告の中でも短めの動画(YouTubeでは6秒〜15秒)になってくると、スキップができません。
ユーザーに広告をすべて見せたい場合は、このように短い動画を作成してスキップできない広告にするというやり方もあります。
広告費は総予算から自動入札
YouTube、Twitter、Facebookなどインストリーム広告を載せられる主要媒体では、広告主が1日にかけられる広告費を設定したり、総予算を設定すると、1回の視聴に対する広告単価を自動で割り出してくれます。
そのため、出稿が初めての広告主も、「どれだけお金をかけたらいいのか?」と頭を悩ます必要はありません。
インストリーム広告の課金タイミング
インストリーム広告のその1視聴あたりの広告単価ですが、スキップできるため、必ずしも広告料金が発生するわけではありません。
では、料金が発生する、その課金タイミングはいつなのでしょうか?
クリックされなければ全く課金されないのでしょうか? そうではありません。
各媒体での課金は下記のようなルールになっています。
YouTubeでは30秒以上で課金
YouTubeのインストリーム広告「TrueView広告」では、ユーザーがスキップをせずに30秒以上その動画を観たときに初めて『再生された』と見なされ、1本○○円、と課金されます。
これは逆に言えば、広告費は一切無料で5秒間は動画を観てもらえるということです。
Twitterでは画面比率と秒数で課金
Twitterはタイムライン上に表示され、ユーザーがスクロールすれば消えてしまうため、秒数以外に画面にどれだけの割合でそのインストリーム広告が表示されているかも課金基準になります。
Twitterでは下記の形式を採用しています。
- インストリーム動画再生あたり…インストリーム動画の50%以上が画面に表示された状態で2秒経過した場合
- 3秒/100%のインストリーム動画広告再生あたり…インストリーム動画全体が画面に表示された状態で3秒経過した場合
- 6秒のインストリーム動画再生あたり…インストリーム動画の50%以上が画面に表示された状態で6秒経過した場合
Facebookは10秒以上視聴で課金され100円から設定できる
YouTubeやTwitterでは最低広告単価が数円から設定できるのに対し、Facebookでは最低入札価格が100円からとなっています。
これは、Facebookユーザーの友達には自身の仕事の関係者を友達に登録している人も多く、ビジネスと親和性が高いためです。
ただ、それでも1回数百万円の出稿費用がかかるTV-CMと較べたら、その安さは比較になりません。
またFacebookのインストリーム広告は、10秒以上ないし2秒以上から課金されます。
インストリーム広告とクリックの関係
インストリーム広告はTV-CMとは違って、動画が流れている最中に視聴者が動画の各所(投稿者のチャンネル名、URL、バンパー広告など)をクリックすることができます。
クリックすると外部サイトに飛んだり、広告主のチャンネルやアカウントに飛んだりとその行き先は様々。
では、このクリックと広告費はどのような関係になっているのでしょうか?
YouTubeでは30秒以内にクリックすると課金
YouTubeのインストリーム広告では、30秒以上再生されないと課金されませんが、この30秒間の間に動画内をクリックをされると課金されます。
クリックされなくても30秒以上流れれば課金、クリックされれば30秒以内でも課金となります。
Twitterではクリックして拡大すると課金
Twitterのインストリーム広告は、上記に挙げた秒数以内でも、視聴者が動画をクリックして拡大表示したときや通常は音声がミュートになっているところをミュート解除したときに課金されます。
YouTubeとはまた違っていますが、Twitterでも画面操作と課金が連動しています。
Facebookではクリック制の課金体系もある
Facebookでも一定の秒数以上の再生によって課金されますが、このほかにもFacebookではクリック制の単価加算形式を選ぶことができます。
視聴者が動画によってクリックという行動を起こしたときに課金となるので、クリックされなければ広告料金が発生せず、予算が少ない広告主には最適の方法です。
まとめ
インストリーム広告と課金形式について、「クリックされたらどうなるか」というところにまで踏み込んで解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
広告費とインストリーム広告の関係は奥が深く、広告主それぞれに合った課金形式を選ぶことで広告費の削減も可能です。
インストリーム広告を作成・配信する際は、クリックのことまで考えて動画を作り、課金形態を慎重に吟味しましょう。