インストリーム広告とバンパー広告の違いを徹底紹介

動画サイトのYouTubeなどでは『インストリーム広告』という動画広告と、『バンパー広告』という広告が配信されています。
どちらも動画の枠内に表示される広告ですが、その性質は似ているようで違います。
動画広告の配信を考えている広告担当者の方は、この2つの広告の違いを知っておくと、戦略を立てるときに便利です。
この記事では、聞き慣れないこのインストリーム広告とバンパー広告についてその違いを徹底比較してみました。


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(YOUTUBE)
動画サンプル:https://www.youtube.com/@tsutaworld733/videos

インストリーム広告の特徴

インストリーム広告とは、みなさんも一度は見たことがある、YouTubeなどの動画の冒頭や途中に挿入されている動画広告のことです。
さまざまなインストリーム広告が動画サイトやSNSなどで配信され、動画の枠内を使って表示されるので目立ちやすく、現在急速に伸びている広告形態です。

自動的に再生される

インストリーム広告は、動画にアクセスすると自動的に再生されます。
その動画にアクセスしたユーザーに強制的に広告を視聴させる仕組なので、非常に印象に残りやすくなっています。

冒頭数秒以外はスキップできる

ユーザーは、インストリーム広告が流れ始めたらその広告の終わりまでずっと見ている必要はなく、たとえばYouTubeでは5秒経つとその動画をスキップし、本編を視聴することができます。

このようにインストリーム広告は、必ず最後まで視聴しなければいけないTV-CMと違って視聴時間を短くできる配慮がされています。

一定時間再生されないと課金されない

YouTubeでは30秒以上、Twitterでは画面の専有比率とある程度の秒数(2~6秒以上)以上再生されないと、インストリーム広告出稿による広告費は広告主に課されることはありません。

つまり、ある程度の秒数は広告費を一切かけずにインストリーム広告を配信できます。
(※1000回配信して○円、という形の課金形式(CPM形式)もあります)


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バンパー広告の特徴

 

インストリーム広告とかなり似ていますが、もう1つ、『バンパー広告』がインストリーム広告と同じ動画の枠内で配信されています。
このバンパー広告の特徴はどうなっているのでしょうか。

自動的に再生される

バンパー広告も、インストリーム広告と同様、ユーザーが動画にアクセスしたときに自動的に再生されます。
そのためバンパー広告も、動画広告として目立ち、ユーザーの印象に残ります。

スキップできない

バンパー広告とインストリーム広告の大きな違い、それはバンパー広告はスキップ“できない”ところです。

スキップできないからと言って長い動画を最後まで見なければいけないわけではありません。
バンパー広告は全体でたった「6秒」しかなく、スキップの必要がないのです。

表示されるごとに課金される

再生されたら最後まで流れ、インストリーム広告のように一定の秒数以内であれば課金されない、ということが通用しないバンパー広告の広告主への課金はどのように決まるのでしょうか。

バンパー広告は、CPM(Cost Per Mill)形式と言って「1000回表示されたときの単価」をあらかじめ設定しておくことでその広告費が決まります。

広告単価を上げればその分、配信される確率も高まります。


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バンパー広告のメリット3つ

よく似ているけれど違うインストリーム広告とバンパー広告、ではそれぞれのメリットはどんなところにあるでしょうか。

インストリーム広告のメリットは過去記事でも解説していますので、本記事ではバンパー広告のメリットを紹介します。
バンパー広告のメリットは、主に下記3点が挙げられます。

不快感が少ない

インストリーム広告は強制視聴で、さらに動画の秒数も長く、スキップするにもユーザーが能動的にスキップマークをクリックしなければいけません。
その点バンパー広告は、強制視聴型の動画広告の中では長さがごく短く、ユーザーのスキップ操作も必要ありません。
そのため、ユーザーに与える不快感を、インストリーム広告と比べて減少できます。

最後まで見られる

一般的にユーザーの動画広告からの離脱数は、15秒で1/2、30秒で2/3と言われています。
そのため、インストリーム広告だと最後まで視聴してくれる人の数はとても少なくなり、広告内容を伝えきれなくなってしまいます。

でもバンパー広告であれば最後まで表示させることができるので、広告内容をユーザーへと完全に伝えきることができます

ブランディングに適している

ユーザーに与える不快感が少なく動画も最後まで見てもらえるので、企業のブランディングには最適です。
しかしYouTubeでは6秒という制限された時間しかないために、具体的な商品・サービスの説明には使えません。
そのため必然的にブランドや企業を一言で言い表すような概念的な動画となり、これもまたブランディングに適している要因となります。


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まとめ

インストリーム広告とバンパー広告を比較させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

インストリーム広告は商品やサービスの具体的な説明に向いていてバンパー広告はより抽象的・概念的な企業ブランディングに向いている広告形態と言えます。

それぞれの特徴を踏まえて、両方の広告の作成にチャレンジしてみましょう!

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株式会社TSUTA-WORLD 代表取締役 山岡優樹