若い世代を中心に、Instagramに匹敵するほどの人気を集めているアプリ『TikTok』をご存じでしょうか？高い動画広告の効果を期待する企業から、新たなマーケティングのひとつとして注目されています。
今回は、動画広告作成を検討している担当者に向けて、このTikTokがどんなような媒体で、動画広告を作成するときのコツについて解説していきます。
こちらの記事を、自社の商品やサービスの魅力を伝えられる動画広告作成の参考にしてみて下さい。
Contents
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TikTok動画広告作成のコツ
TikTokは、2016年に開始されたサービスです。若い方を中心に、人気を集め今もその勢いは止まりません。
他の動画広告とTikTokを利用した動画広告と違う点について理解すると、効果を上げるコツが明確になります。理解したいTikTokの作成時のコツは以下の5つです。
- 縦長画面にする
- 視聴者もマネしやすいようにする
- 冒頭数秒で惹きつける
- かわいい画面デザインにする
- 動画は15秒以内に収める
では、ひとつひとつ解説しています。
縦長画面にする
TikTokは、当初からスマートフォンユーザーに向け開発されたアプリです。そのため、全画面が縦長使用になります。
動画作成時にそのことを頭に入れておかなくてはいけません。フルスクリーンでダイナミックな動画を快適に楽しむことが可能な点も若者に好まれている要因です。
視聴者もマネしやすいようにする
多くのユーザーは、10代～20代です。
2017年公開の映画『あのコの、トリコ。』がTikTokで話題になりました。
こちらの作品では、Nissy（西島隆弘さん）による書き下ろし楽曲「トリコ」が主題歌です。その曲に合わせて主演の吉沢亮さん、ヒロインの新木裕子さんが「トリコダンス」を披露しています。TikTok公式サイトでの「いいね！」は505万個、6561件のコメントを記録しています。
トリコダンスは、一人でもペアでも出来るダンスです。ペアで踊ると途中でハートを作るしぐさもあり、カップルや友だち同士でマネをして投稿しています。
若者は、流行りに敏感だということを理解しておくもの必要です。
冒頭数秒で惹きつける
動画広告は、視聴されなければ広告の効果はありません。
TikTokに限らず、動画広告全般に言えることですが、人が興味を持つまでの長さ、つまり、その動画広告を見るか、見ないかを判断するまでの時間は冒頭の数秒で決まります。
視聴者に、興味を持ってもらえる工夫をしていくことが重要になります。
かわいい画面デザインにする
流行はどこから発信されるかご存じでしょうか？
多くは女子高校生です。つまり、彼女たちに認識される動画広告を作成するということも大切になります。「かわいい」ものは、彼女たちの心理を刺激し、広告を見てもらえることを期待できる要素のひとつです。
動画は15秒以内に収める
TikTok広告の種類は3種類です。
- 起動画面広告：起動時に全画面に表示されるのが特徴。3～5秒でユーザーは必ず目にする広告になる。
- ＃チャレンジ広告：広告の内容をテーマ化し「#」（ハッシュタグ）を付ける。自社の商品やサービスと関係ない「#」を付ける企業も多く存在している。
- インフィード広告：5～15秒の動画広告。一般ユーザーが投稿の間に表示されるため広告とわからず視聴するユーザーもいる。
TikTok広告は、最長でも15秒の動画になるため、動画広告を作成するときもその短さには気を付けたいですね。
TikTok動画広告運用のコツ
どんな動画広告でも同じですが、動画を作成したら終わりではありません。むしろ、作成後にどんな運営を行っていくかが重要になります。
TikTok動画広告運用のコツは下記の3つです。
- いいね！の獲得を狙う
- インフルエンサーを使う
- ターゲティングをする
上記は、いずれもTikTok動画広告運用に欠かせない要素です。理解しておくことで動画広告作成の参考になりますよ。
いいね！の獲得を狙う
TikTokには、一定時間内に「いいね！」を獲得した場合に、フォローされていないユーザー向けに「おすすめ動画」として表示される機能があります。「いいね！」の数や条件は、公式に公表されていません。
いずれにしても、ユーザーに認められた投稿として注目されている基準が「いいね！」になります。これは、FacebookやTwitterなども同じですね。
先ほど解説したインフィード広告は、「いいね」や「コメント」「シェア」などを付けることが可能です。
インフルエンサーを使う
InstagramやTwitterなどと同じように、TikTokもティックトッカーと呼ばれる人がインフルエンサーにあたります。
他のSNSと比較すると、比較的若いティックトッカーが多い点が特徴です。彼らに自社の商品やサービスのPRをしてもらうことで広告効果が期待できます。
ターゲティングをする
TikTokの運用型広告「TikTok Ads」には、ターゲティングできる機能があります。大きく分けて4つあり、内11種類のターゲティングが可能です。
- 基本情報：性別・年齢・地域・言語
- 興味関心：15種類の興味関心ラベル
- 通信環境：操作システム・ネット使用状況・デバイスプライス・システムバージョン
- カスタマイズ：カスタマーズオーディエンス・類似オーディエンス
実に細かいターゲティングが可能なのがわかります。自社の商品やサービスに興味を持っている、もしくは持ちそうなターゲットを細かく設定することは、広告の視聴を上げるために大切なことです。
まとめ
TikTok動画広告では、縦長動画やユーザーの目を引く動きなど、TikTokならではの特徴を理解する必要があります。そのため、ある程度の動画作成スキルが必要です。
マーケティング効果を上げるためにも、動画広告制作会社に依頼することも方法のひとつでしょう。