YouTubeで著作権侵害にあたるのはどういう場合？【実例を紹介】

個人から法人まで誰でも動画をアップロードできるYouTubeですが、場合によっては著作権を侵害してしまう恐れがあります。
ただ、なかには

と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、

を紹介します。
YouTuberデビューしたい方や著作権のことをある程度把握しておきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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著作権とは？

著作権とは、作品の使われ方を決めることができる権利であり、作品を創作した者が所有しています。
ただ、これだけでは具体的にどのようなものか把握できないでしょう。
そこで著作権についてもう少し深堀りするために、著作権の種類である著作財産権と著作人格権について紹介します。

著作財産権は著作者の作品の無断使用を防ぐ権利

著作財産権とは、著作者の作品が勝手に使われることを防ぐ権利のこと。
もし著作財産権がなければ、著作者の許可をもらうことなく第三者が作品を悪用し、経済的な利益を出してしまう恐れがあります。

著作財産権の種類としては、上映権や口述権、展示権など。
さまざまな種類がありますが、原則として著作者が亡くなって70年を経過するまで著作財産権が有効となります。

著作者人格権は著作者自身を守るための権利

もう一つの著作者人格権は、著作者自身を守るための権利です。
この権利は著作者の人格を守るものであり、第三者に譲渡できる著作財産権とは違い、こちらは譲渡できません。

種類としては、公表権・氏名表示権・同一性保持権の3つ。
また、著作者の名誉や社会的評価を傷つけた場合も問題となる恐れがあります。

動画も著作権の保護対象

著作権は絵や音楽だけではなく、動画も保護対象です。
そのため、「みんなに広めたいから」や「再生回数を増やしたいから」といった理由で安易に動画をアップロードすると、著作権を持つ人とのトラブルに発展する恐れがあります。

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YouTubeで著作権侵害にあたる6つのケース

YouTubeで著作権侵害にあたるケースとしては6つ挙げられます。
一体どのようなものなのか、全て確認しておきましょう。

ケース①テレビ番組や映画を無断でアップロードした

こちらは多くの方が知っていることですが、テレビ番組や映画を無断でアップロードする行為は著作権侵害です。
番組の公式チャンネルやきちんと許可をもらっているチャンネルがアップロードしている場合は問題ありませんが、それ以外のチャンネルがアップロードするのはアウト。

もちろん、映画の無断アップロードも著作権侵害であるため、絶対にしないでください。

ケース②商標登録されている音楽を無断で使用した

動画のBGMで自分の好きなアーティストの音楽を使いたくなるかもしれませんが、それもアウトです。
特に多いのが「弾いてみた動画」や「歌ってみた動画」といった音楽系の動画。
もしそのような動画をアップロードする場合は、細心の注意を払いましょう。

ケース③著作権の切れていない本の内容を朗読した

近年では朗読に関する動画も挙がっていますが、著作権の切れていない本の内容を勝手に朗読するのは著作権侵害です。
一方で、著作権が切れている本の朗読は問題ないため、そのような動画をアップロードしたいのであれば、著作権が切れているかどうかチェックしましょう。

ケース④漫画のページをアップロードした

こちらも増えつつある動画ですが、漫画のページを動画としてまとめた上で、許可をもらわずアップロードすることも著作権に引っかかります。
漫画にもきちんと著作権が存在しており、第三者が勝手にアップロードすることもアウトです。

ケース⑤無断アップロードされたものをダウンロードした

著作権侵害はアップロードした側だけではなく、ダウンロードした側も含まれます。
そのため、「バレないから！」という理由でダウンロードしてもアウトです。
もし著作権侵害している動画を見つけたら、報告ボダンを押しましょう。

ケース⑥無断でダウンロードしたものを無断で転載した

ダウンロード自体がアウトであるため、転載するのもアウトです。
人によっては動画を広めたくなるかもしれませんが、著作権侵害にあたるため、絶対にやめてください。

もしYouTubeの動画が著作権侵害だったら？

もしあなたがアップロードした動画が著作権侵害だった場合、YouTubeの運営側から著作権侵害の申し立てが行われます。
ケースによってメール内容が異なるため、きちんと読んだうえで適切に対応しましょう。
なお、この時点でチャンネルが凍結されるというわけではありません。

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動画をアップロードする際は著作権侵害に注意！

今回は、著作権の基本情報やYouTubeで著作権侵害にあたるケースなどを紹介しました。
YouTubeは誰でも簡単に動画をアップロードできるサイトですが、場合によっては著作権侵害にあたるかもしれません。
アップロードする前に著作権侵害していないかチェックしておきましょう。