噓広告はNG!クリックされても利用されないと意味がない

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インターネットを利用している上ではさまざまな広告がされますが、優良広告だけが表示されるというわけではなく、中には悪質な嘘広告というものも表示されてしまいます。

嘘広告を掲載してよりクリック数を稼げれば商品の宣伝や成約率も上がるというわけではなく、むしろ逆効果となってしまいます。

今回はそんな嘘広告とはどのような広告なのか、嘘広告の例を踏まえてリスクについても解説していきます。

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噓広告とは実際の商品やサービスとは違う広告


嘘広告とは何なのかについてですが、簡単に言うと、事実とは異なる内容や明らかに大袈裟な表現をしている広告のことです。

最近ではインターネット上にもさまざまな広告の掲載ができ、掲載方法や場所はかなりの選択肢があります。

皆さんも「Facebook」や「Instagram」、「YouTube」などのSNSを利用している時に、静止画の広告や動画広告が表示されることがないでしょうか。

その際に明らかに大袈裟な表現がされている広告もありますが、それらは嘘広告にあてはまります。

もちろん表示される広告の全てが嘘広告というわけではありませんが、悪質な広告も多いため十分に注意が必要です。

なぜ嘘広告を掲載するのか

そもそもなぜ嘘広告を掲載する理由としては悪徳業者のアフィリエイトによる金儲けが挙げられます。

アフィリエイトによる稼ぎ方を大きく分けると「クリックによる広告費」と「商品購入による販売費や仲介費」があり、掲載されている嘘広告をクリックされた数だけ収益が獲得出来たり、商品を購入してもらうことによる収益を得ることができるのです。

そのため、よりクリック数や購入率を伸ばす為に嘘や大袈裟な内容でユーザーの目を引き付けているのです。


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噓広告の具体例を紹介


嘘広告は数多く出回っており、「今まで何とも思わなかった広告も実は嘘広告だった」というケースも少なくありません。

それでは、実際に掲載されている嘘広告の例をいくつかご紹介していきます。

ゲームの嘘広告

最近ではスマートフォンのゲームアプリを紹介している広告が数多く出回っており、嘘広告も多く存在します

よくある例としては、「パズルを完成させて現金をゲットできる」というようなアプリがあります。

表示されている広告では、「ゲーム内のポイントを現金に換金ができ、あたかも簡単に高額なお金を獲得できるというような内容で掲載されているが、実際にアプリをインストールしてプレイしてみると全くお金を稼ぐことができない」というケースもあります。

なかには、「実際にプレイをしてみると広告で見た内容と違いがあり、ゲーム性が全く違う」というケースもあります。

美容系の嘘広告

美容系の広告では、ダイエットや化粧品の広告が多く需要の高さから嘘広告も多く存在します。

例としては効果の過剰表現モデルの無断掲載などが挙げられます。

過剰表現では「○○日間使うだけで○○kg以上が必ず落ちる!」などがあり、ユーザーに対して過大な期待を与えてしまうのです。

モデルの無断掲載では実際に使用しているのか分からないにも関わらず、「あの有名人が愛用している!」と紹介するケースがあります。

噓広告は「おとり広告に関する表示」に該当するケースがある

嘘広告の中には商品やサービスが購入または使用できないにもかかわらず、あたかも購入・使用ができるというような表示をさせているおとり広告と呼ばれることがあります。

おとり広告は景品表示法5条3号に基づく告示である「おとり広告に関する表示」という規則によって規制されています。また、消費者庁では次のような表示の仕方を「おとり広告」としてみなしています。

消費者庁のホームページに掲載されている不当表示の規定

(1)取引の申出に係る商品・サービスについて、取引を行うための準備がなされていない場合のその商品・サービスについての表示

(2)取引の申出に係る商品・サービスの供給量が著しく限定されているにもかかわらず、その限定の内容が明りょうに記載されていない場合のその商品・サービスについての表示

(3)取引の申出に係る商品・サービスの供給期間、供給の相手方又は顧客一人当たりの供給量が限定されているにもかかわらず、その限定の内容が明りょうに記載されていない場合のその商品・サービスについての表示

(4)取引の申出に係る商品・サービスについて、合理的理由がないのに取引の成立を妨げる行為が行われる場合その他実際には取引する意思がない場合のその商品・サービスについての表示

参考元:消費者庁ホームページ「おとり広告に関する表示」

事業者が掲載している広告が「おとり広告に関する表示」の規定に反し、不当な表示とみなされた時には消費者庁長官から措置命令を出されます。

また、この措置命令に従わなければ、2年以下の懲役または300万円以下の罰金を科せられてしまうこともあるのです。


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噓広告から流入しても顧客になる可能性は低い


嘘広告は掲載している広告から収益を獲得する為に使われますが、むしろ逆効果となってしまい収益を獲得するのは難しくなってしまいます。

その理由としては次のようなことが挙げられます。

ユーザーに怪しまれる

最近では数多くの嘘広告が出回っており、ユーザーも安心した商品やサービスを購入や使用しようとしています。

そのため、嘘広告のように明らかに大袈裟な表現や著名人が使用しているという広告にも不信感を持ってしまい、顧客になる可能性は低くなってしまいます

そのため、効果を見込める商品を広告で紹介する際には、しっかりとした理由や裏付けとなる根拠を一緒に掲載することで、ユーザーからの信頼度を下げない工夫が必要となります。

そもそも目的と合致しない

ユーザーが広告を見る際には商品やサービスの内容に興味を持っている状態が多く、広告から流入してきた際に広告の内容に相違が生じてしまうとユーザーの購買意欲が下がってしまいます。

そのため、せっかく広告から商品やサービスの紹介場所に誘導できたとしても成約に繋がり確率はかなり低くなってしまうのです。

まとめ

嘘広告は多くの人を誘導できても実際の成約率が低く、掲載しても効果は見込めない上に法的措置を取られることもあります。

最近では多くの嘘広告やおとり広告が出回っており、ユーザーもオーバー過ぎる表現にはシビアになっています。

安定して長期で収益を獲得するには、メリットもデメリットも踏まえた上で、納得してユーザーに商品購入またはサービスの提供を行うことが重要です

そのため、広告を掲載して収益を獲得しようとする際には、良い意味でユーザーの心理を汲み取って適切なユーザーに対して適切な表現で宣伝を行う必要があるのです。

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