(海外IT事例)電動歯ブラシとITでミレニアル世代の課題解決

ITの活用は、歯科治療の領域にも進んでいます。歯科医の治療や保険といった分野でも、ハイテク化が進んでいるのです。
この記事では、電動歯ブラシを作っているQuipというメーカーについてご紹介します。人々の健康増進と会社の利益を伸ばした好例です。

ミレニアル世代の歯のトラブル

米国における調査によると、経済活動を支えているミレニアル世代(18〜35歳)は、歯医者にもよく行っていることが分かりました。この世代は正しい歯磨きの仕方が身についておらず、口内のトラブルが起こって歯医者へ行くことが多いとのことです。仕事が忙しく、歯のケアに時間を割けないことも要因の一つです。
そこで、Quipというメーカーは電動歯ブラシを販売するだけでなく、あるサービスを付加しました。

電動歯ブラシのヘッドを定期購入


Quipの電動歯ブラシには定期購入プランがあり、3ヶ月ごとに新しい電動歯ブラシを自動購入して自宅に送り届けるサービスを始めました。電動歯ブラシも使い続けると、ヘッドが摩耗して効果が薄くなってしまいます。仕事が忙しいミレニアル世代はヘッドを買い換えずに電動歯ブラシを使い続ける例が多いため、自動的な定期購入サービスを開始したのです。
仕事が忙しくて、電動歯ブラシのヘッドの買い換えまで手が回らない人にも向いているサービスですが、そもそも、ヘッドの交換時期の目安が分からない人にも向いているサービスです。顧客が電動歯ブラシを購入した日と、その後にヘッドを送り届ける頻度を管理することで、Quipにとって商品をベストな状態で使い続けて貰うこともできるのです。

PR方法の工夫

Quipは、商品の開発だけでなく、PRの方法にも力を入れました。電動歯ブラシは他社製品との違いが分かりにくく、差別化が難しいので、インパクトのある紹介方法が求められます。有名なビジネス誌に「電動歯ブラシ界のテスラ」「女神の電動歯ブラシ」などと書くことで、仕事に忙しいミレニアル世代の目につくようにしました。
健康についてあまり意識しない若い世代に電動歯ブラシを販売するため、Quipはイメージ戦略にも気を抜かなかったのです。商品開発とマーケティングが同方向を向いている企業の好例と言えるでしょう。

まとめ

近年、活用が広がっているのはビッグデータやAIといった最新テクノロジーだけではありません。顧客データを用いるだけでも、Quipのように新たなサービスを提供することができます。
「AIを使って何かしたい」と考えるのではなく、「目的を達成するために、どんなITを使うのが良いのだろう?」と考える時代になっているのです。
英文参考リンク

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