(海外IT事例)空港のフライト遅延をIoTで解決するIBM

海外の空港に行くと、さまざまな予想外に遭遇します。時間通りに飛行機が飛ばなかったり、エスカレーターやエレベーターが故障していて重いスーツケースを持って階段を上り下りしたり。
日本の空港は管理に人件費を割いているので、国内では深刻な問題に感じられませんが、海外では当たり前にある問題のようです。IBMとアローエレクトリクスが、IoTの開発によって課題解決しようとしている事例を紹介します。

空港の効率化の問題

空港の利用者は今後も増えていくと予測されています。しかし、現状のフライト遅延や設備故障が解決しないままだと、より多くの利用者を効率よく捌けず、パンクしてしまうことが考えられます。
フライトが遅れてしまう原因で最も多いのが、飲み水の準備が上手くできないことなのだそうです。寒い地域だと、乗客の乗り降りの際に機体のドアを開けておくだけで飲み水が凍ってしまい、出発できない状態になってしまうのだとか。

IoTを空港に導入


上記のような課題は、IoTで解決することができます。エスカレーターやエレベーターにはセンサーを取り付け、振動や温度をモニタリングすることで故障が近いかどうか予測します。飲み水のタンクにもセンサーを取り付け、温度や水漏れなどを検知します。ドアを開けっ放しが原因で飲み水が凍ってしまいそうなときは、アラートを鳴らして教えてくれる仕組みです。
このように、IBMとアローエレクトリクスは空港全体をIoTでモニタリングする仕組みを作り、北米の大きな空港で実証実験がなされています。

空港の課題解決へ

飲み水の管理ができるようになれば、時間通りのフライト運行に大きく貢献します。エスカレーターやエレベーターも整備できるので、乗客を空港内で効率良く移動させることも可能になります。
また、センサーを搭載して空港内の設備をIoT化し、IBMのプラットフォームで一元管理することで、人件費を減らすことができます。設備の管理の担い手は、人間からIoTにシフトしてきているのです。

まとめ

IBMとアローエレクトリクスが共同開発したIoTセンサーを、空港に導入した事例をご紹介しました。フライト遅延の問題解決など、企業にとっても乗客にとっても良いことばかりです。
このような事例のように、施設全体の効率化のためにIoTが使われていく場面は増えていくでしょう。各設備を単独で管理するのではなく、施設全体で管理することにより、全体的な最適化が期待できます。
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