イスラエルの下水処理の情報を扱う、環境サービス会社Kando はシリーズBの投資ラウンド達成の為600万ドルの資金調達を行なったことを発表した。同社はこれまで計1600万ドルの資金調達を行なっている。
シリーズBの新たな出資者はアリアクシス、DC トムソン、USAユダヤ国民基金(JNF-USA)、GBイスラエル投資基金、デガニアベッド協同組合である。既存の出資者であるラム-オンインベストメントアンドホールディングス、そしてブリッジズイスラエルも今回の資金調達に尽力した。
2011年に設立したKandoは、IOTや先進のアルゴリズムAI技術を用いて、リアルタイムで汚染などの異常や下水管の詰まりを感知し、下水を清潔にそしてシステムを正常に保っている。また2020年の4月からはコロナウイルスの原因である「サーズコロナウイルス 2」に着目し、イスラエル国内で様々な取り組みをしている。
Kandoは「我が社は最新の資金調達によって国内で最も資金力がある環境テクノロジー会社になった、将来的には公衆衛生や環境の分野での世界的なリーディングカンパニーを目指している」と語った。また現在、アマリール 株式会社 (イスラエル)、 ハック (アメリカ)、BM テクノロジー (イタリア)、そして オンサイト (イギリス)の4社と戦略的パートナーシップを結び国内外の事業を支えている。
「2020年代はますます注目を集めている水の管理が、環境政策や環境への投資の急激な変化をもたらすことを目の当たりにするだろう」とKandoの共同創設者兼CEOアリ・ゴールドファーブ氏は言う。
出資者となったアリアクシスベンチャー社のフェビアン・ソーニエ社長は「我が社はよりスマートな水管理を目指しているが、Kandoはその分野での最前線を走っている。だからこそ、Kandoとのパートナーシップは『下水処理のインフラを改善する』という我が社のソリューションとそのためのテクノロジーを向上させるために重要な役割を担っている」と語った。
同じく出資をしたデガニアベッドの理事であるラム・ハチモン氏は「我が協同組合はKando社が環境を改善し、私たちの世界をより緑豊かにそして健康にする変革者だと確信している。また発展国のノウハウを応用した画期的なテクノロジーは現地住民の生活の質を大幅に改善し、それらに尽力する公共機関のプロセスや収益をも改善することができるだろう」と言った。
またKando そしてイスラエル・コロラドイノベーション基金のパートナーであるギリ・エルキンは「Kando社は公衆衛生や環境にダイレクトに影響を与えることで世界の水質を改善することに貢献している」と主張した。
彼女は加えて「Kandoはもともと固体化技術と環境事業の経験を持ち、世界に前向きな変化をもたらしたいという強い熱意を持った人々で作られた会社である」と言った。
イスラエルのツアールイガルに本社を構え、デンバーに支社を持つKando。現在イスラエル、アメリカそしてイギリスなど国際色豊かな50人の従業員を抱えている。
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