「オンライン展示会って難しそう」
「来場者と直接会わないのに顧客になってくれるのかな」
オンライン展示会に興味を持って調べてみたが、成果が得られるのか不安に思われた方もいるかもしれません。
オンライン展示会を成功するためには、出展する前に知っておくべき知識や注意点がいくつかあります。
この記事では、オンライン展示会で思ったような成果が得られない場合に原因になっていることや知っておくべき知識について解説します。
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Contents
まずは展示会に出展する目的(ゴール)を決める
展示会に出展するときは、出展する目的があるはずです。
- 見込み顧客を獲得する
- 商品や企業の認知度を高める
- 既存の顧客との関係性を深める
展示会が成功するか意味のないものになるかは目的次第です。目的について詳しく解説します。
見込み顧客の情報を収集する
展示会に出展する目的でもっとも多いのが見込み顧客(リード)の情報収集です。
展示会にはテーマが決められています。
例えば、1954年から開催されている歴史ある展示会。「東京モーターショー」は、自動車産業の展示会です。
東京モーターショーの来場者のほとんどが、自動車に興味を持っていることが推測できますし、各メーカーのブース来場者はメーカーの車を魅力に思っていることがわかるでしょう。
つまり、展示会の来場者はすべて見込み顧客になり、見込み顧客の情報はさまざまな営業方法で活かせるでしょう。
商品や企業の認知度を高める
商品や企業はまず存在を知ってもらう必要があります。
ホームページを持っている場合はSEO対策をしたり、Web広告などの施策が有効です。
しかし、SEO対策は時間をかけておこなうものですし、広告を掲載するのはコストがかかるうえに知名度がないとクリックされる可能性が低くなるでしょう。
短期間で認知度の向上が期待できるのがオンライン展示会です。
複数の企業と合同で出展する方式のオンライン展示会の場合、集客を主催者に任せられるため、自社や商品を知ってもらえる機会が増えます。
既存の顧客との関係性を深める
展示会には見込み顧客だけではなく、既存の顧客も訪れます。
新商品を一般よりも先に紹介したいから、相手企業を招待したいと伝えると関係性の向上が期待できます。
また、展示会に来場することで顧客の新しいニーズを掘り起こすことができ、別の商品を紹介できるチャンスが生まれるかもしれません。
オンライン展示会の出展方式は「合同出展型」がおすすめ
オンライン展示会の出展方式は、「自社出展型」と「合同出展型」の2種類があります。
それぞれの出展方式の特徴とメリットとデメリットを解説します。
自社出展型のオンライン展示会は展示会会場の制作から、来場者の集客、展示会の運営などすべてを自社でおこないます。
メリット:自社の宣伝に専念できる。デザインを細部まで設定できる。
デメリット:知名度が低いと来場者を集客できない場合がある。トラブルが発生すると自社の責任になる。
テーマや目的に沿って、複数の企業と一緒に展示会へ出展する。
メリット:出展者は自社のコンテンツ制作のみに専念できる。自社だけではできない人数の集客が期待できる。
デメリット:ほかの出展者と見込み顧客を取り合う場合がある。デザインがあらかじめ決めている場合がある。
オンライン展示会後に「意味がなかった」と思った方は集客できなかったのが原因になっているかもしれません。
集客できなければ見込み顧客の獲得はできませんし、企業の認知度も上がりません。
そのため、オンライン展示会で見込み顧客を獲得して意味があるものにするためには、集客しやすい合同出展型のオンライン展示会に出展するのがおすすめです。
オンライン展示会を意味があるものにするためにメリットとデメリットを知っておく
オンライン展示会に出展したけど意味がなかったと思わないために、オンライン展示会のメリットとデメリットを覚えましょう。
メリットとデメリットを知ることで、オンライン展示会の出展後に「こんなはずじゃなかった……」と後悔する可能性が低くなるでしょう。
オンライン展示会のメリット
オンライン展示会のメリットはおもに3つあります。
- 場所や時間を問わず集客できる
- オフラインの展示会よりも出展が安くすむ
- 来場者の良質なデータを取得できる
オンライン展示会、最大のメリットが集客のしやすさです。
これまでのオフラインで開催された展示会は、人口が多い都市圏で開催されることが多かったため地方の企業が参加しにくかったです。
また、オフラインの展示会は実際に会場に行って目当てのブースまで歩く必要がありましたが、オンライン展示会は開催期間中であれば、どこからでも好きな時間に来場できます。
パソコンやスマートフォンがあれば来場できるため、例えば仕事の休憩時間にさくっと来場したり、社内会議でオンライン展示会に来場し気になる企業や商品をほかの社員に紹介することもできます。
そして、オンライン展示会は商品の搬入をする必要がないですし、前日から泊まり込みでブースの設営準備する必要もないです。
ブースを運営する人数もオフラインの展示会より少なくできるため、出展に関する費用はかなり安くなります。
最後に、オンライン展示会は来場者の動きをすべてオンライン上で把握できます。
自社ブースのどのコンテンツが注目されているか、ターゲット層と興味を持ってくれた層が一致しているかなど、今後のマーケティングに活かせる良質なデータを取得できます。
オンライン展示会のデメリット
オンライン展示会のデメリットは2つあります。
- 来場者と直接会話することができない
- 商品や技術を直接体験してもらえない
オンライン展示会は、インターネット上ですべて完結するため出展者と来場者が直接会うことはありません。
ただし、来場者との接点がまったくないというわけではなく、zoomやSkypeなどのビデオチャットを利用して会話したり、チャットルームで質疑応答ができるなどの用意がされています。
また、オフラインの展示会では実際の商品を見たり手に取ったりできましたが、オンライン展示会ではそれができません。
そこでオンライン展示会では、AR(拡張現実)を使いデジタル化した商品を来場者がいる場所に表示することもできます。
オンライン展示会はオンライン上で完結するからこそのメリットとデメリットがそれぞれあります。
オンライン展示会を意味のあるものにするためにも、出展して自社の目的達成できるのかメリットとデメリットの両方を踏まえて考えてみるといいでしょう。
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