「医療業界のオンライン展示会ってどうなんだろう……」
「オンライン展示会でどんなことができるのかな」
医療業界は展示会が重要な販促方法になっています。
しかし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐためにオフラインの展示会が中止や延期になることが多くなってしまいました。
そこで注目されたのがオンライン展示会です。
オンライン展示会は人の密集を避けられるため、このようなご時世でも展示会が開催できます。
この記事では、医療業界のオンライン展示会の特徴やオンライン展示会でできることを解説しています。
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Contents
医療業界のオンライン展示会の特徴
医療業界のオンライン展示会には以下の特徴があります。
- 日程や時間を気にせずに開催できる
- 海外の見込み顧客が来場できる
- オンライン名刺交換で見込み顧客を把握できる
- 良質なデータを収集できるので今後のマーケティングに活かせる
- VRなどの技術を使ったプレゼンテーションを多くの人に見てもらえる
それぞれを詳しく解説します。
見込み顧客が日程や時間を気にせずに来場できる
オンライン展示会は開催期間中であれば、いつでも展示会場に来場できます。
医療関係者は休日や勤務時間が不規則な場合が多いです。
オンライン展示なら職場や自宅からでも来場できるため、これまでの実際の展示会場で開催されてきた展示会よりも参加しやすくなっています。
海外の見込み顧客が来場できる
オンライン展示会はインターネットがつながっていれば、世界中どこからでも来場できます。
海外の企業が来日して展示会に来場すると渡航費や宿泊費などがかかってしまいますが、オンライン展示会なら必要ありません。
オンライン展示会はオフラインの展示会にはいなかった見込み顧客と出会えるかもしれません。
オンライン名刺交換で見込み顧客を把握できる
オンライン展示会に出展するときは、オンライン名刺を用意するのをおすすめします。
オンライン名刺交換とは、QRコードや交換用サイトなどを利用してインターネット上で名刺交換をするサービスです。
オンライン展示会は来場者と直接話す機会がないため、名刺交換はインターネット上でおこないます。
せっかくの見込み顧客を逃さないためにもオンライン名刺交換の準備をしておきましょう。
良質なデータを収集できるので今後のマーケティングに活かせる
オフラインの展示会では来場者の行動をデータ化することができます。
例えば、「どの製品に興味を持ったのか」、「ブースの滞在率が高い見込み顧客はどのような職種か」などのデータを取得できます。
このデータは次回のオンライン展示会に活かせることはもちろん、通常の営業にも活かせる良質なデータです。
VRなどの技術を使ったプレゼンテーションを多くの人に見てもらえる
オンライン展示会はVRやARなどの技術と相性がいいです。
実際の展示会場ではVRやARを通して商品を知ってもらいたいと思っていても、来場者の数が多いと制限をかける必要があり、せっかく興味を持っているのに体験してもらえないケースもありました。
しかし、オンライン展示会なら自宅や職場から来場できるため、並ばずに自分の好きなタイミングで視聴できます。
医療業界はオンライン展示会が主流になるのか
医療業界は販路が限られているため、展示会の役割は大きいです。
例えば、アパレル業界なら通信販売や店舗で販売できますが、医療業界はそのような販路展開ができないため展示会が重要な販促手法になっています。
しかし、2020年から続く新型コロナウイルス感染症の影響が大きいいま、以下のような悩みを抱えている担当者は多いのではないでしょうか。
- 毎年参加していた展示会が中止になってしまった
- 出展予定の展示会が開催されるのか不安
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、大人数が集まるイベントなどが開催されなくなっています。
そこで、代替となるのがオンライン展示会です。
医療業界のオンライン展示会も開催されるようになっていますが、オフラインの展示会が完全に開催されなくなったわけではありません。
「オフラインの展示会にこだわりたい」という方も多くいるため、オンライン展示会が主流になるにはもう少し時間がかかりそうです。
オンライン展示会とオフラインの展示会のハイブリッドタイプが増える
2021年以降の傾向として、オンライン展示会とオフラインの展示会を同時に開催される「ハイブリッドタイプ」が増えることが想定されます。
オンライン展示会は来場しやすいという大きなメリットがありますが、オフラインの展示会には来場者と直接会話できるというメリットがあります。
オンライン展示会とオフラインの展示会それぞれにメリットがあるため、どちらかが増えたりなくなるということはなく医療業界の展示会はハイブリッドタイプの展示会が多くなることが予想されます。
ただし、新型コロナウイルス感染症の影響が長引いたり、オンライン展示会のノウハウを掴んだ企業が増えるとオンライン展示会が主流になるでしょう。
医療業界のオンライン展示会で注目されるVR・AR技術
オンライン展示会では、VRやAR技術を効果的に利用できます。
それぞれの特徴やどのような使い方ができるのか解説します。
VR(仮想現実)
VRとはバーチャルリアリティーの略称です。
専用のゴーグルなどのVR機器を利用することで実際にその場所に飛び込んだような感覚になります。
医療業界では、VRを以下のような使い方が実際にされていたり、将来的に利用できるように研究されています。
- 臓器を立体映像にして患者に見せられる
- 手術前にシミュレーションできる
- リハビリや訓練のイメージトレーニングに活用
また、次世代通信規格の5Gを合わせることで、遠隔で診察や手術ができるようになることも期待されています。
ゴーグルなどの専用機器が必要になりますが、これまでできなかった体験ができる技術です。
AR(拡張現実)
ARはオーグメンテッドリアリティの略称です。
カメラに映った映像を実際の場所に重ねて表示させることができます。
AR技術はすでに医療に使われています。
- 医師のゴーグルなどに患者のカルテを表示する
- 治療前に患部に治療情報や手順を重ねて表示させる
また、AR技術だけではなくVRと組み合わせる使い方も今後想定されます。
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