オンライン展示会の課題は解決できる！よくある課題の解決方法を解説

「オンライン展示会って集客できるのかな？」
「来場者と直接会えないのは不安……」

オンライン展示会に初めて出展するときはこのような不安や疑問を持っている方もいるかもしれません。

たしかにオンライン展示会はいくつかの課題を抱えていますが、工夫や取り組み次第では解決できることもあります。

この記事では、オンライン展示会の課題と解決方法を解説しています。

オンライン展示会の概要

オンライン展示会はインターネット上で開催される展示会です。

オンライン展示会自体は以前からありましたが、ここ数年で急速にニーズが増しています。

その背景には新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染症の感染拡大に伴い、展示会などの大人数が集まるイベントが開催されなくなったことがあります。

オンライン展示会はインターネット上で開催されるため、出展企業や参加者は自宅やオフィスなどからアクセスします。

人の密集を避けられるため、これまで展示会場などで開催されていた展示会に出展していた企業がオンライン展示会に出展するようになってきていますが、オンライン展示会はいくつかの課題を抱えています。

オンライン展示会が抱える課題

オンライン展示会が抱える課題は4つあります。

• 来場者が集まらない
• 展示会ならではの雰囲気が味わえない
• 直接的なアプローチができない
• チャットなどの問い合わせのハードルが高い

それぞれを詳しく解説します。

来場者が集まらない

オンライン展示会に出展しても来場者がいないと意味がありません。

出展企業は展示会のオンライン化に切り替えることができても、来場者はオンライン化に適応できない場合があります。

とくにネットリテラシーが低い層がターゲットの企業は、見込み顧客を置いてきぼりにしないように注意しましょう。

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展示会ならではの雰囲気が味わえない

オンライン展示会に出展する企業は、オフィスからブース運営をしますし来場者は自室やオフィスのパソコンなどから展示会に参加します。

そのため、出展企業と来場者の間に物理的な距離感があり、展示会特有のお祭りのような雰囲気を共有することができません。

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直接的なアプローチができない

オフラインの展示会ではPush（プッシュ）営業が主流でした。

Push営業とは文字のとおり「押しの営業方法」です。来場者にたいして積極的に声をかけたり、通りがかった人にチラシを配りブースに案内したりするなどをしていました。

オンライン展示会は、出展企業側から声をかけられないため来場者からのアクションを待つPull（プル）営業になってしまいます。

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チャットなどの問い合わせのハードルが高い

オンライン展示会では来場者とコミュニケーションをとるために、チャットなどの問い合わせ窓口を用意していることがあります。

オフラインの展示会なら、ほかの人が相談しているところを見たり、質問している声が聞こえたから自分も聞いてみようと思うこともあります。

しかし、オンライン展示会ではほかの来場者が質問しているのか分からないため、躊躇してしまう人が多くいるようです。

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オンライン展示会の課題を解決する方法

オンライン展示会が抱える課題を4つ紹介しました。

ここからは、課題を解決できるかもしれない方法をそれぞれ解説します。

主催者が集客してくれるオンライン展示会に出展

来場者の集客が不安な方は、主催者が集客してくれる合同出展型のオンライン展示会に出展するのがおすすめです。

集客を任せられるだけではなく、出展企業が多くなると参加者の数が増えることも期待できます。

参加者が多くなると見込み顧客を獲得できるチャンスが広がるでしょう。

展示会の雰囲気をインターネット上で表現する

展示会独特の熱気や雰囲気をインターネット上で再現するのは難しいですが、特別なイベントであることを意識してコンテンツ作成するといいでしょう。

例えば、ブース入場時にウェルカムムービーを流したり、受付役を用意すると来場者に「展示会に来たんだな」と思ってもらえるかもしれません。

映像や受付の用意が難しい場合でも、ただテキストやリンクを貼るのではなく、説明動画などを用意し少しでも華やかにするのをおすすめします。

お礼メールをきっかけにPush営業

出展ブースの来場者に「お礼メール」を送ります。

お礼メールは、あくまでも来場してくれたことに対するお礼のメールなので強引な営業は逆効果になってしまうことがあります。

しかし、展示品に興味を持ってくれた来場者やチャットなどで対応した来場者は顧客になってくれる可能性が高いので、積極的に営業するといいでしょう。

担当者の顔出しをするなどして問い合わせのハードルを下げる

チャットなどの問い合わせを躊躇する理由に、「自分しか質問しないんじゃないか」「どんな人が対応してくれるのか不安」といった理由が挙げられます。

そこでチャットやビデオ通話の対応者の顔や「〇受付中」「×対応中」というようにほかの人も質問していることがわかるように工夫してあげると質問しやすくなります。

オンライン展示会にはオフラインの展示会の課題を解決できる

ここまではオンライン展示会が抱える課題と解決方法を解説しました。

しかし、じつはオンライン展示会はオフラインの展示会で抱えていた課題を解決できるんです。

出展コストをカットできる

オフラインの展示会展示会に出展するときは以下のコストがかかっていました。

• 出展費用
• 搬入
• ブース運営の人員

オンライン展示会でも出展費用や運営に関わる人員が必要になりますが、オフラインの展示会よりも少ないコストで出展できます。

地方や海外からでも参加しやすい

オフラインの展示会は、人口が多く集まりやすい都市圏で開催されることが多くありました。

しかし、オンライン展示会はインターネットさえつながっていれば、地方や海外からでも参加できます。

そのため、これまで縁のなかった見込み顧客と出会えるチャンスが広がります。

日程や時間を気にせずに来場できる

オフラインの展示会は展示会会場をレンタルするため、開催期間や時間が決められていました。

オンライン展示会は開催期間中であれば、いつでも好きな時に来場できますし、会場のレンタルを必要としないので長期間開催されているプラットフォームもあります。