「工作機械のオンライン展示会に出展するメリットはなんだろう……」
「オンライン展示会に出展したいから出展方法を確認したい」
オンライン展示会に出展するメリットは、さまざまなコストをカットできることです。
また、インターネット上で開催されるという特徴ならではのメリットもあります。
この記事では、オンライン展示会のメリットだけではなく、デメリットと出展方法を解説します。
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Contents
オンライン展示会とは
新型コロナウイルス感染症の感染拡大をきっかけに、展示会のオンライン化が進んでいます。
オンライン展示会は、「東京ビッグサイト」や「幕張メッセ」などの展示場で開催されるのではなく、その名の通りオンライン上で開催される展示会、つまりインターネット上で開催される展示会になります。
オンライン展示会とオフラインの展示会は同じ展示会でもできることに多くの違いがあります。
オンライン展示会のメリット
オンライン展示会には、オフラインの展示会にはない大きな特徴が5つあります。
- 人、物、金のコストカットができる
- 全国各地、海外からでも参加できる
- 見込み顧客の情報を収集できる
- 感染症対策ができる
- 時間の制限がない
それぞれメリットを詳しく解説します。
ヒト、モノ、カネのコストカットができる
オンライン展示会はオフラインの展示会と比べてさまざまなコストをカットできます。
まず「ヒト」ですが、ブース運営のスタッフを減らせます。
問い合わせがあるかもしれないので、オンライン展示会用の窓口を用意しておく必要はありますがオフラインの展示会よりも運営スタッフをかなり少なくできます。
つぎに「モノ」です。インターネット上で開催されるオンライン展示会は商品を会場に持ちこむ必要がありません。
工作機械などの大きな商品は搬入コストがかなり大きくなるので、搬入コストをカットできるのは大きなメリットといえるでしょう。
「カネ」は出展費用や人件費、装飾品の費用など展示会に出展するにあたって必要になるさまざまな費用を減らせます。
全国各地、海外からでも参加できる
オンライン展示会はインターネット上で開催されるため、インターネットがつながっているパソコンやタブレットがあれば全国各地はもちろんのこと、海外からでも参加できます。
どこからでも来場できるということは集客しやすいということです。
オフラインの展示会にはいない属性の見込み顧客と出会える可能性が広がっています
見込み顧客の情報を収集できる
オンライン展示会にはテーマが決められていることが多いです。
例えば、「工作機械」の展示会なら工作機械の購入をしたい方が多く入場します。
また、自社ブースの来場者は自社製品に興味を持っていることがわかります。
このような顧客になる可能性が非常に高い見込み顧客の連絡先や、役職などの今後の営業で活かせる良質なデータを収集できます。
感染症対策ができる
オンライン展示会の需要が急速に増している背景に、新型コロナウイルス感染症があります。
展示会のように多くの人が集まるイベントは新型コロナウイルス感染症のクラスター(集団感染)が発生してしまうリスクがあります。
オンライン展示会はインターネット上で開催されるので、出展企業や来場者は自宅やオフィスなどから参加するため感染リスクを抑えることができます。
もちろん新型コロナウイルス感染症だけではなく、インフルエンザなどの対策も可能です。
来場する際の時間制限がない
展示場やホールをレンタルして開催される展示会では、来場時間が10:00~19:00の間で開催される場合が多く、来場したいのに日中仕事があるから参加できないという方もいます。
しかし、オンライン展示会は展示会が開催されている期間中であれば何時でも来場することができます。
チャットやビデオ通話などの問い合わせはできないかもしれませんが、説明動画などのコンテンツを楽しむことはできます。
オンライン展示会のデメリット
ここまではオンライン展示会のメリットを解説しましたが、オンライン展示会にはデメリットもあります。
- 滞在時間が短い傾向にある
- Push(プッシュ)営業ができない
- 商談成立までに時間がかかる場合がある
それぞれを詳しく解説します。
滞在時間が短い傾向にある
オンライン展示会は実際の展示会場で開催されるオフラインの展示会よりも、来場者の滞在時間が短い傾向にあります。
その理由として展示ブースの周りやすさが挙げられます。
オンライン展示会はワンクリックでブースに入場できますが、オフラインの展示会では実際に会場内を歩き回る労力が必要になります。
Push(プッシュ)営業ができない
Push(プッシュ)営業とは文字の通り押す営業のことで、逆にPull(プル)営業は受け身の営業になります。
オフラインの展示会ではPush営業をします。具体的には通りがかりの来場者に声をかけたり、広場でチラシやパンフレットを配るなどの営業があります。
オンライン展示会は自分から声をかけられないため、Pull営業つまり相手からのリアクション待ちの営業です。
チャットやメール、ビデオ通話で問い合わせしたいと来場者に思わせるような工夫が必要になります。
商談成立までに時間がかかる場合がある
オフラインの展示会ではブースに商談スペースがありその場で商談成立することもありました。
オンライン展示会でもオンライン商談スペースを用意できますが、実際に工作機械を見せられないため「こちらの商談スペースで詳しいお話を……」と誘導するのはオフラインの展示会よりも難しいです。
オンライン展示会では商談成立を目標にせず、見込み顧客(リード)獲得に注力してその後の打ち合わせなどを経て商談成立まで進むことを目指すといいでしょう。
工作機械の展示会は2種類ある
工作機械の展示会の出展方法は2種類あります。
「オンラインカタログ型」と「合同出展型」です。
オンラインカタログ型
オンラインカタログ型とはオンラインカタログやデジタルカタログを作成して、インターネット上で公開する出展方法です。
カタログを自社で作成する必要がありますが、特集ページ組んだり新商品を発表するときはカタログを更新することもできます。
知名度がある会社やリピーターの顧客が多い場合は、オンラインカタログ型の出展がおすすめです。
合同出展型
合同出展型は主催者が用意したプラットフォームに複数の企業が出展して合同で開催される展示会です。
プラットフォームに商品やコンテンツを登録していく形になるため、デザインの自由度はあまり高くありません。
しかし、複数の企業が出展することで集客しやすいというメリットがあります。
自社ホームページの訪問者が少ない企業は、合同出展型が集客しやすいのでおすすめです。
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