売上の仕訳で使う方法や勘定科目には多くの種類があるため、なかなか覚えられない人もいると思います。
しかし売上があれば決算までに仕訳をしなければならないので、いずれ覚えなければなりません。
この記事を読めば計上の考え方や、それぞれの仕訳の方法が分かります。
仕訳の方法が分かれば、苦手意識がなくなるでしょう。
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Contents
まずは計上基準日を確認する
ここでは、計上基準日を確認するうえで重要な3つの考え方を解説しましょう。
売上の計上で関わる3つの考え方
発生主義・・取引が発生したタイミングで売上を認識する。たとえば会社で使う伝票を購入して支払いを月末にした場合、はじめに会計仕訳をするのは商品を購入したタイミングとなる。取引の終了を待たないのが特徴であり、必ずしも金銭が関わる訳ではない。
実現主義・・名前の通り販売が実現したタイミングで売上を認識する。発生主義を採用したさいに客観性に欠けるので、実現していない収益を計上しないとする考え方。
現金主義・・現金の支払いや受け取りなどをした時点で、売上を認識する考え方。不正がしづらく、取引の管理で手間がかからないことがメリットである。しかし現金主義では、掛けで手に入れた商品は支払うまで認識されず、正しく計上されない場合があるのがデメリットである。
計上基準日を確認しよう
現金商売を行う個人店舗の場合は、基本的に「現金主義」が採用されます。
前述の通り現金主義とは、現金を受け取った時点が売上となる考え方です。
企業の売上を計上するときは計上基準日を確認する必要があります。
納品基準を採用している企業があれば、出荷基準を採用している企業があるので、自社が採用している基準をチェックするのです。
売上を記帳する代表的な4つの方法
売上の記帳には4つの方法がありますが、それぞれ特徴やメリットが異なります。
分記法
記帳方法のひとつである「分記法」では、「商品」「商品売買益」の2種類を用いて処理を行います。
決算整理をしなくても、売買で発生した利益がリアルタイムに分かるのが分記法のメリットです。
このような特徴から、分記法は素早く経営判断を行う必要がある企業に向いています。
また不動産業や宝石商など、高価でありながら少量を扱う業種で利用されることが多いです。
毎日の仕訳に手間取るのが、分記法のデメリットになります。
売上の利益と都度原価を分けるので、経理業務にあまり時間を費やせない場合は、分記法がデメリットになるでしょう。
総記法
仕入れの時点では分記法と同じ商品勘定で計上して、販売の時点では商品勘定から減額する方法を総記法といいます。
期中の処理は資産に該当する「商品」ですが、決算整理のさいに収益に該当する「商品販売益」にするのが特徴です。
三分法
三分法は、売買の記帳をするさいに「仕入勘定」「売上勘定」「繰越商品勘定」に分ける方法です。
三分法が簿記3級に出題されるのは、さまざまな業種や業態で活用できる手法だからでしょう。
仕入勘定は、期中に商品を仕入れたさいに使う費用の勘定科目です。
期中とは、会計期間において期首(会計期間がはじまる日)と期末(会計期間が終了する日)の間を指します。
売上をそのまま計上するので、スピーディに仕訳できるのが三分法の特徴です。
しかし決算日に在庫が残っている場合に正しい利益を把握するには、決算整理が必要になります。
五分法
五分法とは名前の通り、5つの勘定科目を用いて記帳する方法です。
5つの勘定科目は、以下の通りです。
【五分法で用いる勘定科目の一覧】
1. 仕入
2. 売上
3. 仕入値引・戻し
4. 売上値引・戻り
5. 繰越商品
三分法と似ているものの、仕入控除取引が発生したときは「仕入値引・戻し」を利用します。
売上控除取引には「売上値引・戻り」を利用するのです。
【計算例】サービスや商品の売上があったときの仕訳
ここでは上記で紹介をした記帳の仕方を、実際に確認しましょう。
それぞれの違いを分かりやすくするために、以下では5,000円で仕入れた商品を8,000円で売った事例を紹介しています。
分記法
分記法の仕訳は、以下の通りです。
● 仕入れたとき
借方には「商品 5,000円」、貸方には「現金 5,000円」と記入をする。
● 売ったとき
借方には「現金 8,000円」と記入をする。貸方には「商品 5,000円」、「商品売買益 3,000円」と記入をする。
総記法
● 仕入れたとき
借方には「商品 5,000円」、貸方には「現金 5,000円」と記入をする。
● 売ったとき
借方には「現金 8,000円」、貸方には「商品8,000円」と記入をする。
● 決算のとき
借方には「商品 3,000円」、貸方には「商品売買益 3,000円」と記入をする。
三分法
三分法の仕訳は、以下の通りです。
● 仕入れたとき
借方には「仕入 5,000円」と入力をして、貸方には「現金 5,000円」と入力をする。
● 売ったとき
借方には「現金 8,000円」と入力をして、貸方には「売上 8,000円」と入力をする。
五分法
五分法は仕訳での処理が多いので、注意してください。
● 仕入れたとき
借方には「仕入 5,000円」と入力をして、貸方には「現金 5,000円」と入力をする。
● 1,000円分の返品をしたとき
借方には「現金 1,000円」と入力をして、貸方には「仕入値引・戻し1,000円」と入力をする。
● 原価が1,500円の商品を3,000円で販売をして、代金は掛けにしたとき
借方には「売掛金 3,000円」と入力をして、貸方には「売上 3,000円」と入力をする。
● 売上に対して1,300円の値引きをしたとき
借方には「売上値引・戻り 1,300円」と入力をして、貸方には「売掛金 1,300円」と入力をする。
● 決算のときに翌期に繰越すため、末期在庫商品1,500円を繰越商品勘定とした。
はじめに借方には「繰越商品 1,500円」と入力をして、貸方には「仕入 1,500円」と入力をする。
つぎに借方には「仕入値引・戻し 1,000円」と入力をして、貸方には「仕入 1,000円」と入力をする。
最後に借方には「売上 1,300円」と入力をして、貸方には「売上値引・戻り 1,300円」と入力をする。
売上に付随する費用は「売上諸掛」か「立替金」で処理
また自社負担か取引先負担かによって、勘定科目が変わるのでご注意ください。
売上諸掛とは何の費用か
商品を販売したときに輸送を伴う場合は、運送費や包装費がかかると思います。
売上諸掛とは、運送費や包装費を処理するときに用いるものです。
売上諸掛は自社負担と取引先負担で処理方法が異なります。
自社負担では「発送費」または「荷造費」、取引先負担では一時的に「立替金」を使ったのち、立替分を売掛金などに変更するのです。
立替金とは
立替金とは自社が立て替えたお金を管理するための勘定科目で、該当する範囲は社内だけに限りません。
【立替金の一例】
● 役員や従業員の私的なお金を会社が立て替えた
● 取引先が負担すべきお金を立て替えた
よく似た勘定科目に仮払金がありますが、仮払金は自社の経費になる可能性があるお金に対して使用するものです。
【仮払金の一例】
● 従業員の出張費用として現金を支給した。
● 自社の交際費になることが見込まれているお金を従業員に渡した
まとめ
計上の考え方や仕訳の種類を解説しました。
売上がある以上、仕訳は避けて通れないので、覚えてしまうのがいいでしょう。
仕訳の手順や意味が分かれば会社のお金の動きが把握できるので、楽しく計上できるでしょう。
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