これまで企業が自社でメディアを運営するときは、Googleなどの検索エンジンのSEOに頼り、オウンドメディア、つまりウェブサイトという形で運営していくのが一般的でした。
しかし、今は検索エンジンのSEOではなくYouTubeを使って運営していく形も増えてきています。
YouTube上に開設した公式チャンネルをオウンドメディアとして展開しているのです。
なぜYouTube上でメディア運営を行う企業が増えてきたのでしょうか？
本記事で解き明かしましょう。
本記事では、YouTubeでのオウンドメディア運営に興味をお持ちの企業の皆様に向けて、
- メディア運営をYouTubeで行うメリット
- YouTubeでメディア運営を行うときのコツ
を解説していきます。
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Contents
メディア運営をYouTubeで行うメリット5つ
自社メディアの運営をYouTube上で行うことには、どのようなメリットがあるのでしょうか？
具体的には下記5点のメリットがあります。
それぞれ解説していきましょう。
より認知度が上がる
YouTube上でオウンドメディアを運営すると、ウェブサイトのような読み物としてのオウンドメディアを運営する場合に比べて、より認知度が拡大します。
テキスト型のオウンドメディアは文章と画像のみで構成されていて人間の視覚しか刺激しませんが、動画は映像とBGMがついているため、人間の視覚のみならず聴覚も刺激します。
与えるインパクトがとても強く見た人の記憶に残りやすくなるため、認知度拡大効果があります。
テキスト型よりも内容がわかりやすい
従来のオウンドメディアのような文章と画像だけで構成されている記事では、読んだ人は記事内容の具体的なイメージをなかなか掴めません。
たとえば、テキスト型のオウンドメディアでいくら社員紹介や事業紹介をしても、社員が動いている姿や実際に働いている姿を見なければ、実際の人柄も仕事内容も伝わらないというものです。
その点、YouTubeに動画として配信すれば、その人の口調・仕草などから人柄がわかり、働いている姿を映せば仕事内容もイメージしやすくなります。
YouTubeでのメディア運営は従来のオウンドメディアよりも内容がわかりやすく、伝えたいことが伝わりやすくなります。
検索エンジンより発見されやすい
Googleの検索結果には数百万以上のサイトが表示されることもよくあります。
検索エンジンからではなかなか自社のオウンドメディアにはアクセスされません。
その点YouTubeなら、YouTube上で検索をかけることができ、Googleよりは検索結果に表示される数も少ないため、自分たちのチャンネルを見つけてもらいやすくなります。
動画の力で共感を生みやすい
文章と画像だけではわかりにくい物事も、動画にすることで何を伝えたいのかわかりやすくなり、視聴者の理解度も高まり、共感を生みやすくなります。
またYouTubeにはコメント欄があり、コメント欄で各ユーザーから意見をもらえるので双方向のコミュニケーションができます。
企業とユーザーとの連帯感を強固にするのにコメント欄が一役買います。
バズると一気に商品が売れる
YouTubeでのメディア運営における一番の甘い蜜は、「バズる」可能性があることです。
何かのきっかけで再生回数が急激に伸びると、一気に認知度が上がり、取り扱っている商品が爆売れすることがあります。
「バズる」のは偶然が重ならなければ起きない事象ではありますが、長く続けていけばいつかバズる可能性が、どんなチャンネルにもあります。
YouTubeでのメディア運営のコツ
YouTube上でメディアを運営するメリットを解説しました。では、実際にメディアを運営する際、どのような点に気をつければ成功するのでしょうか？
ここからは、YouTubeをオウンドメディアとして運営する際のコツをご紹介していきます。
コンセプトがブレないようにする
チャンネルのコンセプトは統一しましょう。
たとえば、下記のレシピアプリ「クラシル」が運営しているYouTubeチャンネルは、YouTube上では有名レストランの人気シェフによるアイデアレシピを紹介するという1つのコンセプトを貫いています。そのため、視聴者はそのチャンネルをどう見たらいいかわかるため、人が集まります。
“人”が見える動画にする
どんな人が更新をしているのか、どんな人が働いているかがわかるチャンネルにすると親近感を持たれます。
たとえば、下記の『年収チャンネル』は日本最大級のWEB系フリーランスコミュニティを持つ「StockSun株式会社」が運営していますが、チャンネルではStockSunの社長や経営陣が必ず出演しています。
視聴者は社員の人柄がわかり、StockSunは自社の認知度向上とともにファンを獲得できています。
インフルエンサーとコラボする
人気YouTuberやタレントなどとコラボレーションすることで、チャンネルは一気に登録者が増えます。
たとえば、『株式会社バンダイ』は、登録者数が約79万人（2021年3月時点）いますが、その背景には人気YouTuber「はじめしゃちょー」の出演が一役買っています。
インフルエンサーを活用すれば、YouTubeでのオウンドメディア運営は比較的早めに成果を上げられるでしょう。
エンタメ性やユニークさを重視する
YouTubeにはお子様から上は60代くらいまで、さまざまな人々がアクセスしますが、中でも喜ばれるのがエンターテインメント性にあふれた動画です。
企業のカラーにもよりますが、たとえば下記の「講談社」が運営している、登録者が200万人以上いる『ボンボンTV』のように、ドッキリや「〜やってみた」などのユニークな企画を行ったりすると注目されやすくなります。
まとめ
メディア運営をYouTubeで行うメリットを、運営のコツと合わせて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？
Tiktokなどの縦型動画の需要は増えましたが、横型のYouYube等の需要もいまだ十分あります。
動画時代の波に乗り遅れるべからず。
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