「オンライン展示会に出展したいけど、どういうイベントなのかわからない……」
「出展するときはどうやって商品を伝えればいいんだろう」
オンライン展示会に初めて出展するときは、このような不安を持っているかもしれません。
AI・IoT・DXの技術を提供している企業は優れた商品や技術を持っていますが、商品や技術の紹介よりもまず商品や技術でなにができるのか伝えるといいでしょう。
この記事では、AI・IoT・DXの特徴とオンライン展示会に出展する際の注意点を解説しています。
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Contents
オンライン展示会とは
オンライン展示会はインターネット上で開催される展示会です。
これまでの展示会といえば、幕張メッセなどの大きな会場で開催されてきました。
しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を防ぐために、大人数が集まるイベントが開催されにくくなっています。
オンライン展示会なら人が密集することもありませんし、地方の企業や参加者が来場しやすくなるというメリットもあります。
2020年頃から活発になっているオンライン展示会はインターネット上で完結するためAI、IOT、DX関連の企業と相性が良く多くの企業が出展しています。
AI・IoT・DXの企業は同じオンライン展示会に出展されることが多い
AI、IoT、DXはいずれもインターネットを利用し、技術の推進や生活を豊かにすることができる技術です。
そのため、これらの技術を提供する企業は合同でオンライン展示会が開催されることが多くあります。
まずは、AI、IoT、DXそれぞれの特徴と技術が導入されている業界について解説します。
AI(人工知能)の解説
AIとは、人工知能とも言われており人間の行動や考えを人工的に再現したものです。
人間と同じように経験から学習し、さまざまなタスクをこなせるようになります。
Appleの「Siri」や、Amazonの「Amazon echo」などは身近なAIです。
AI技術が利用される業界
AI技術は、製造、医療、小売、スポーツなどのさまざまな業界で利用されています。
また、最近増えているのがカスタマーサポートとしての役割です。
AIオペレーターがユーザーの質問や疑問を解決する機能ですが、これまでのユーザーがどのような行動をしていたのか、どのような情報を求めていたのが学習して最短で答えを導き出してくれます。
IoTの解説
IoT(アイオーティー)は「Internet of Thing」の略称です。
直訳すると「モノのインターネット」という意味で、家電製品などの「モノ」をインターネットにつなげることを示しています。
これまでのインターネットは、パソコンとサーバーなどのように、コンピューター同士をつなげることが一般的でした。
現在では、スマートフォンやスマートスピーカー、スマートテレビなどの登場により、さまざまな方面でインターネット技術が使われています。
例えば、外出先からスマートフォンアプリを利用してHDDレコーダーで番組予約したり、エアコンを遠隔操作して帰宅時間に空調を整えておくことができます。
IoTに明確な基準はありませんが、これまでにインターネットとは無縁だった製品にインターネットをつなぐ際に「IoT」という言葉が利用される場合が多いです。
IoT技術が利用される業界
IoT技術は医療業界での活用が注目されています。
手首にウェアラブルデバイスを巻いて、脈拍や血圧などのデータを医療機関に送信します。
もし、異常があった場合に来院してもらうように連絡するか、医師や看護師が訪問し処置を受けられるシステムです。
2020年から新型コロナウイルス感染症対策として、在宅医療が増えてきています。IoT技術を利用し、在宅医療の精度を高めて医療崩壊を防ぐことが期待されています。
DXの解説
DX(デジタルトランスフォーメーション)とはIT技術を浸透し、生活をより豊かにする概念のことです。
令和元年7月に経済産業省が公表した定義には、
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」
(引用:「DX 推進指標」とそのガイダンス)
とあります。
また最近では判子のデジタル化が進められており、これまでインターネットとは無縁だったものがデジタル化されてきています。
DXを導入している業界
DXを導入している業界は多くあります。
例えば、フードデリバリーサービスの「Uber」などの飲食業界や、通販サイトの「Amazon」などの小売業界はDXを導入して大きな成功を収めています。
近年では、すべてスマートフォンで問題解決できるようにシステムを構築する企業が増えており、飲食業界や小売業界以外でもDXの導入が活発になっています。
オンライン展示会に出展する前に知っておくべきこと
オンライン展示会に出展してから後悔しないためにも、事前に知っておくべきことは3つあります。
- 技術の紹介ではなくなにをできるのかアピールする
- オフラインの展示会とは営業方法が変わる
それぞれを詳しく解説します。
技術の紹介ではなくなにをできるのかアピールする
オンライン展示会では自社の技術や商品をアピールしたいと考えているかもしれませんが、商品やサービスを利用することでなにができるのか伝えることを意識しましょう。
例えば、処方箋の受付から服薬指導までできる技術を紹介する場合は、以下のようにメリットを提示します。
- 処方箋の誤飲や飲み忘れを防ぐことができる
- 医者不足の地域でも安心して医療を受けられるようになる
- どのような薬を飲んでいるのか管理しやすくなるため、医療事故を防げる
というように、技術の紹介よりもまずはどのようなことをできるのか伝えるようにします。
オフラインの展示会とは営業方法が変わる
実際の展示会場で開催されるオフラインの展示会では、ブースの呼び込みや通りすがりの来場者に積極的に声をかけるPush営業が主流でした。
しかし、オンライン展示会ではこちらから声をかけることができないため、受け身の営業方法になってしまいます。
そのため、ブースをのぞいてみようと思うようなデザインや文言で来場者を惹きつける必要があります。
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