インスタ（Instagram）マーケティングを解説！他のSNSツールとの違いとは

インターネットやスマートフォンの普及から、注目を浴びている「SNSマーケティング」。

世の中には様々なSNSが普及していますが、その中でも大きな注目を浴びているのが「インスタ（Instagram）」です。

この記事では、インスタを利用したSNSマーケティングについて、特徴や施策を紹介します。

インスタ（Instagram）は写真と動画に特化しているSNSツール

インスタ（Instagram）とは、写真や動画をインターネット上で共有することで、コミュニケーションをSNSツールです。

2010年にリリースされてから、世界中の多くの人々に利用されています。

インスタのユーザーは、増加の一途をたどっています。

総務省の行った「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、日本でのインスタの利用者は以下の通りです。

インスタの利用は全年代で見ると42.3%です。年代別に見ると、10代が69.0%で20代が68.1%と、若年層のユーザーが圧倒的に多いことが分かります。

一方60代の利用率は13.8%と、他年代よりも少ないです。

また男女比で見ると、女性の利用率は49.4%と約半数の人がインスタを利用していることが分かります。

これらのことからインスタは10代・20代の若者層、特に女性へのマーケティングに有効活用できます。
（参考：総務省「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」）

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SNSマーケティングに共通していることはフォロワーを増やすこと

インスタに限らず、SNSマーケティングに共通するポイントは「フォロワーを増やす」ことです。

フォロワー数が増えれば増えるほど宣伝効果が高まり、より高いマーケティング効果が期待できます。

インスタでフォロワーを増やすための施策を、いくつか紹介します。

ジャンルを決める

インスタアカウントのジャンルを決め、投稿に一貫性を持たせます。

そのためにも自社の商品やサービスを購入するであろう、ペルソナを設定することが大事です。

設定したペルソナが求める価値感と一致した投稿を行い、ユーザーが「未来の投稿を見たい」と思うようなアカウントを作る必要があります。

また、インスタは写真や動画に同じフィルターを使用することで、視覚的にも一貫性を持たせられます。

投稿が並んだ時に、違和感がないようにすることも重要です。

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定期的に投稿する

定期的に投稿し、アカウントを稼働させ続けることも重要です。

インスタユーザーに若い世代が多いことから、できる限り新鮮でトレンド感のある投稿を行う必要があります。

またインスタのアルゴリズムでは、新しい投稿の露出が増える傾向にあります。

毎日投稿が難しければ、曜日を決めて最低でも週に2～3回は投稿することがおすすめです。

ハッシュタグの活用

「#（ハッシュマーク）」で始まるハッシュタグを有効活用することにより、思わぬところからフォロワーを獲得できます。

ハッシュタグ検索を行うユーザーは多いため、効果的なハッシュタグを付けることでリーチ数を大きく伸ばせます。

ハッシュタグは自由に付けられますが、初期のころはビッグワードすぎるものを避けた方が無難です。

ビッグワードは投稿数が多く、投稿がすぐに流されてしまいます。

投稿数が1万未満のスモールワードのハッシュタグをつけ、ユーザーが投稿を発見できるような環境作りがおすすめです。

投稿のタイミングを考える

適切なジャンル設定やハッシュタグの選定を行った上で、投稿のタイミングを考える必要があります。

多くの人から反応を得るためには、多くの人がインスタを利用しているタイミングを狙うことが大事です。

インスタのビジネスアカウントで使える「Instagramインサイト」で、何曜日の何時の投稿がどれだけ反応を得られたか確認できます。

こういったツールを活用することで、より多くのリーチ数が稼げるタイミングを判断できます。

インフルエンサーの活用

インスタを始めとしたSNSには、影響力の大きい「インフルエンサー」というユーザーがいます。

これらインフルエンサーを活用することで、多くのフォロワーの獲得が可能です。

自社の商品やサービスとマッチしたインフルエンサーを探し出し、インフルエンサーとのコラボやPR投稿を申し出ます。

インフルエンサーを活用すると爆発的にフォロワー数を獲得することが可能である一方、費用が必要になります。

そのため、タイミングや効果を見計らって活用しなければなりません。

ストーリーズハイライトの活用

通常、ストーリーズは投稿後24時間で消滅してしまいます。

しかし「ストーリーズハイライト」を活用することで、ストーリーズを残し続けることが可能です。

ストーリーズハイライトはプロフィール欄に表示できるため「おすすめ商品の紹介」や「セール情報の宣伝」、「アカウントの紹介」など、特定のテーマでまとめることをおすすめします。

位置情報の活用

インスタの位置情報とは、投稿に対して位置情報をつけられる機能です。

地域に根付いた投稿をしている場合、位置情報を使用することでローカルのフォロワーを獲得できます。

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ユーザーとコミュニケーションをとる

フォロワーを増やすためには、コミュニケーションを積極的にとることがおすすめです。

特に初期段階では、受け身ではなく能動的に行動する必要があります。

ユーザーの投稿に対して「いいね」をつけたりフォローしたり、難しいことをせずに、アカウントに興味を持ってもらうきっかけ作りができます。

また、投稿に対して付いたコメントには、できる限りすべて返信することが重要です。

円滑にコミュニケーションがとれる機会のため、ぜひ有効活用することをおすすめします。

インスタでマーケティングするメリットと注意点

インスタでマーケティングをする際の、メリットと注意点を紹介します。

インスタでマーケティングするメリット

インスタでマーケティングする最大のメリットは、自社の商品やサービスを視覚的にアピールできることです。

魅力的な投稿をすることでユーザーに負担をかけることなく、商品やサービスの購入を促せます。

さらに無料で始められることも大きなメリットです。

アカウント開設も投稿も、基本的な作業は全て無料で行えます。

そのため、アカウントをうまく軌道にのせられれば、費用対効果の高いマーケティング活動が可能となるのです。

インスタでマーケティングする注意点

あまりデメリットがないように思えるインスタのマーケティングですが、注意点もあります。

それはインスタユーザーにしかアプローチできないことです。

冒頭で説明した通り、インスタユーザーの多くは若年層です。

そのため中高年、特に60代以上の年代層にインスタを使用したアプローチをしても、マーケティング効果が薄くなってしまいます。

自社の商品やサービスのターゲット層がインスタユーザーとあっているか、検討してからインスタのマーケティングを始める必要があるのです。

広告出稿する場合はFacebookアカウントが必須

インスタには「Instagram広告」と呼ばれる、広告を表示させる機能があります。

自社の商品やサービスの認知度を上げるとともに、フォロワー獲得の効果も期待できるものです。

このInstagram広告は、費用がかかるほかFacebookアカウントと連携させる必要があります。

Facebookが提供するFacebook広告を利用させて、Instagramの広告を配信する仕組みとなっているためです。

Facebook広告を利用することで、Facebookのユーザーデータを利用することができます。

Facebookにある生年月日や住所等を参照し、ターゲット層を細かく設定可能です。

Facebookアカウントとの連携は簡単で費用や期間も柔軟に設定できるため、効果も高いInstagram広告を利用してみるといいでしょう。

まとめ

インスタは若年層のユーザーが多い、SNSツールです。

写真や動画に特化しているため、視覚的に商品やサービスをアピールできます。

インスタに限らず、SNSでのマーケティングはフォロワー獲得が重要なポイントです。

ハッシュタグの有効活用やInstagram広告など、フォロワーを増やす施策は多くあります。

しかしインスタは、中高年に向けたマーケティングには高い効果が期待できません。

自社の商品やサービスのターゲット層を分析したうえで、有効に活用することをおすすめします。